5W1Hとは
5W1H(ごだぶりゅいちえいち)はWhen(いつ)Where(どこで)Who(誰が)What(何を)Why(なぜ)に加えてHow(どうやって)を加えた標語で、物事を伝える際に必要となる要素を明示的にしたもの。ビジネスにおける考え方の基本的なものとされている。
概説
5W1Hは物事を説明する際や共有する際などに互いに認識にズレを発生させないために必要で、特にビジネスにおいて活用されることが多い用語。
何らかのプロジェクトを進める場合、長く付き合いがあり、互いにある程度事象に対して共有した認識を持てている場合は細かな報告や設定をしなくても、意図のズレを生じずに行っていく事ができる。
ただし、あまり互いの事が分からない状況の場合はそうした前提が無いため、意図した内容とは異なる行動を取ったり、やってくれると思った、といったことや、やる必要があると思わなかった、という認識のズレが往々にして起こりやすい。
そのため、一つ一つの事象に対して責任と対象を明確にして、やることの漏れや勘違いを無くすために5W1Hは活用されている。また、何かを説明して説得する際などにも5W1Hは活用され、それぞれの要素が明確かつ順序立てて話すことで、相手に内容が伝わりやすくなる。なお、5W1Hに関しては対象によって異なるものの、順に設定すると論理構造がより明確になることもあり、共通認識を深めるためには説明する順番にも注意が必要になる。
ちなみにこの標語には他に、Whom(誰に)を加えた6W1HやWhomとHow much(いくら/いくつ)を追加した6W2Hというのもある。
5W1Hはニュースなど物事を正確に伝える業態では重要視され、記事を執筆する際の原則として語られることがある。