ラグビー

ラグビーとは

ラグビー(Rugby)はイングランド発祥のスポーツで正式名称はラグビーフットボールになる。もともとラグビーはフットボールから誕生した競技であり、ルールを決定する際にサッカーと別れた団体が別の団体を設けて発展させた。なお、現在ではラグビーユニオン(一般的な15人制のラグビー)とラグビーリーグ(13人制のラグビー)の2つに更に細分化され、世界各地に広まっている。

概説

ラグビーの発祥は19世紀にイングランド中部にある都市ラグビーにあるパブリックスクールのラグビー校で当時行われていたフットボールの試合中に選手が突然手でボールを掴み走り出した事がきっかけと言われているがハッキリとはしない。

1863年にそれまで各地で独自にルールを設定して行われていたフットボールに対してルールの作成のため、既に設立していたFA(フットボールアソシエーション)を筆頭に会議が行われた。その際にルールを巡り意見が分かれ、勢力は二分される事になり、一方はフットボール(サッカー)、一方はラグビーとして発展していくことになる。

その後、1871年にラグビーフットボールユニオンが結成され、ラグビーの協会が誕生した。
ラグビーはルールが策定され人々の間に浸透していくが、一方で報酬などの点で不満が噴出し、プロ化を目指したラグビーリーグとアマチュアに拘ったラグビーユニオンの2つに更に分裂することになる。
ただし、その後長くアマチュア精神を貫いていたラグビーユニオンだが、ワールドカップの開催などがきっかけでプロ化に舵を切っており、現在では多くのプロチームが誕生している。

ラグビーのルール

ラグビー(以下ラグビーユニオン)は15人対15人の2チームで行われる前後半40分、計80分で行われる。
試合における得点方法としては相手側のタッチインゴールと呼ばれるゴールエリアにボールをタッチするか、ゴールポストの間にボールを蹴り込むことで得点を取る事が出来、試合時間が終了した時点で多く得点を挙げているチームが勝者になる。
なお、得点方法および点数は以下の通りになる。

トライ:5点(相手のインゴール内にボールをタッチする)
ペナルティゴール:3点(相手が重い反則を犯した際に与えられるフリーキックでポストの間に蹴り込む)
ドロップゴール:3点(インプレー中にボールをワンバウンドさせポストの間に蹴り込む)
コンバージョンゴール:2点(トライをした後で与えられる、フリーキックで、トライした位置の延長線上にボールをセットしキックする)

なお、ラグビーでは手も足も使う事が出来るが手を使ってボールを前方にパスする事は出来ない。あくまでも横、あるいは後ろにパスをする事になる(足でボールを前方に蹴り出す事は可能)。
ボールがサイドにあるタッチラインを超えた場合はラインアウトと呼ばれるスローインから再開される。
ファールが起こった際にはファールが重い反則か軽い反則かファールの種類によって分けられており、重いファールの場合ペナルティキック、スクラム、ラインアウトなどを選択する権利が与えられる。軽いファールの場合は相手のスクラム又はラインアウトから再開される。

また相手にダメージを与えるようなプレーや非紳士的な行為、プレーにはイエロー・レッドカードが提示され、イエローカードが提示された場合はシンビンと呼ばれる10分間の一時退場が命じられ、レッドカードの場合は退場となり、残りの時間はレッドカードを受けた選手がいるチームが数的不利な状況で戦わなければならない。

ラグビーフィールドのサイズ

ラグビーフィールドに関しては縦長の長方形の形になり、縦が94mから100の間、横幅が68mから70mの間になる。
トライエリアであるタッチインゴールのサイズは奥行が6mから22mの間になり横幅はフィールドと同じ68mから70mの間になっている。

またゴールポストが2本並ぶ横のラインはゴールライン、サイドに二本引かれているラインはタッチラインと呼ばれる。
ゴールライン上からフィールド中央に向けて5mライン、22mラインまたはピッチの中央からゴールラインに向けて10mのラインが試合中に意識されるラインとして設定されており、例えばダイレクトタッチ(ボールを外側に蹴り出すプレー)時は22mラインの内側(ゴールライン寄り)から蹴り出した場合はボールが出た地点から相手ボールのラインアウトになるが、22mライン外側から蹴ったボールがダイレクトタッチだった場合、蹴った地点からラインアウトになる等ルールが場所によって異なる。

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