ワイン

ワインとは

ワイン(wine)はブドウの果実を潰して出来た果汁を発酵させてアルコール分を精製させた飲料のこと。古くから作られてきたお酒で赤ワイン、白ワイン、ロゼワインなど多様な種類のワインが存在している。

概説

ワインの歴史は紀元前7000年ごろの新石器時代にまで遡ると言われ、当時の中東、メソポタミア、イラン、古代エジプトなどで醸造されてきた。その後、フェニキア人が西洋に広めたと言われている。特にレバノンからワインは西洋のスタンダードなものとして広まり、古代ギリシアやローマ帝国時代には数多くの質のいいワインが醸造された。

ワインはブドウから作られるもので、ワインの醸造と同様にブドウの栽培方法は非常に大切なものになる。歴史を重ねるごとにワイン専用のブドウとして品種も数多くが作られており、現在では非常に多くの種類がある。例えばカルベネソーヴィニヨン、メルロー、リースリングなどの西洋の品種のものから、日本では生食用の巨峰などもワイン用に使われたりしている。

また生産には土壌環境や気候、天候などの自然環境はその年のブドウおよびワインの品質に影響を及ぼすこともあり、毎年色々な種類のワインが違った味を醸し出す。醸造に関しては基本的には昔から行われている自然酵母によるアルコール発酵となっており、近代では培養酵母を使用することも多い。

種類

ワインの具体的な種類として基本的なワインの種類は赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの3種類となっている。それぞれの風味により合う種類の料理が違っており、赤ワインはやや辛口な風味となり主に肉料理に合うものとなっている。白ワインは酸味があり魚料理に合うとされ、また甘味があるタイプも多く、デザートワインとしても人気がある。ロゼワインはこの2つの中間のワインになっており、汎用的なため、バランスも含めて様々な味わいを楽しむことが出来る。

基本的な3種類の他にも特殊な製法技術によって誕生したワインが存在している。例えば炭酸が入っている発泡ワインは日本でも人気があり、フランスのシャンパンを始めとしてパーティーや家庭でも気軽に飲める種類のワインになる。

また貴腐ワインと呼ばれる貴腐菌が付いたワインは、独特な甘味がありデザートワインや食後酒として人気。酒精強化ワインは発酵の途中でブランデーなどを加えたものであり、スペインのシェリーが有名。

他では凍ったブドウから生産されるワインはアイスワインと呼ばれており、これはドイツが有名な生産地となる。

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