アドビ

Adobeとは

Adobe(アドビ)とはアメリカのソフトウェア開発を行っている事業会社でカリフォルニア州のサンノゼに本社を構えている。主に業務用デザインを行うためのクラウドソフトウェアサービスであるAdobe Creative Cloudを始めとしたクリエイターツールの開発からAdobe Document Cloudを通じてのドキュメント管理、またはAdobe Experience Cloudなどのマーケティング領域まで、事業として幅広い領域をカバーしており、世界でも大きな影響力を持つコンピューター・ソフトウェア会社。

概説

Adobeは1982年にゼロックスのパロアルト研究所で研究・開発を行っていたJohn WarnockとCharles Geschkeによって設立された。
当初はDTPの領域に関する事業に注力していたが、創立の翌年にプリンターに描画を指示する言語であるインタープレスがApple社の目に留まりソフトウェア開発を軸にビジネスを展開していく。なおこの時にAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズはAdobeの買収を提案したが拒否されている。

1986年にはNASDAQに上場を果たし、資金調達を行ったAdobeは資金を元手に開発を進める事になる。そして1987年にAdobe Illustratorが、1989年にAdobe Photoshopが、1991年にはAdobe Premiereがそれぞれ発売され、いずれも機能性の高さが評判を呼び主に制作現場でAdobeの製品が使用されるようになっていった。

また1993年には現在世の中に広く普及しているドキュメント形式であるPDFがAdobeよりリリースされ、かつ当時PDFを扱うためにAdobe Acrobat、Readerが開発されている。こうした優れたソフトウェアを多く開発する事で、特にコンピューターが多く普及していった1990年代後半からAdobe社は目覚ましく成長していった。
それまではコンピューターを使い制作物を仕上げるという事例は多くは無かったが、現在では全く逆の様相を呈しており、この流れを形成した事に対するAdobe社の貢献は計り知れない。

2000年代以降も順調に成長を続けたAdobe社ではあったが2000年代末頃になると売上が伸び悩み、従業員を多く解雇するなど業績に陰りが見え始めた。時を同じくしてAdobeが開発していたスクリプトであるAdobe Flashが脆弱性などを理由にiPhoneやiPadなどからサポートを受けられず、後にモバイルデバイス向けのFlashは廃止することにまでなった。

不振に陥っていたAdobe社だったが2012年にそれまでのパッケージ販売からサブスクリプションサービスへのビジネスモデルの転換を開始するため、Adobe Creative Cloudをリリースする。この戦法が奏功し同社の営業成績は以後大きく改善していった。またこの頃よりサブスクリプションモデルが少しづつ広まるようになり、それまではパッケージで販売していた他社もサブスクリプションに切り替えることが目立つようになった。

2010年代後半はSNSや動画サービスなどコンテンツ制作に多く注目が集まる時代に変遷しており、Adobe社の製品の存在感は増している。

Adobeが提供している主な製品

2019年10月時点でAdobeが提供している主な製品は以下の通り

Adobe Creative Suite (CS)

Acrobat
After Effects
Audition
Bridge
Captivate
Connect
Contribute
Device Central
Dreamweaver
Dynamic Link
Encore
Fireworks
Flash Professional
Illustrator
InDesign
Muse
OnLocation
Photoshop
Premiere Pro

会社情報

会社名 Adobe Inc.
設立 1982年12月
本社所在地 345 Park Avenue San Jose, CA 95110 United States
事業内容 クリエイティブ制作ツール(ソフトウェア)の開発・提供、他
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