Apple(企業)

アップルとは

アップル(Apple Inc.)は米国のカリフォルニアに本社を構える企業で、同じアメリカのGoogle社やマイクロソフト社、アマゾン社、フェイスブック社などと並ぶ世界屈指のIT企業。Google、AmazonFacebookと並びGAFAと称される巨大企業の一つ。

概説

アップルは1976年4月1日にスティーブ・ジョブス、スティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインの3名により創業された。但し、ロナルド・ウェインは創業の11日後の4月12日に保有株を800ドルで売り退社している。

最初に制作されたコンピューターはApple I(アップルワン)と呼ばれるマイクロコンピューターで666ドル66セントで売り出された。
翌年アップルコンピューターに改名し法人化、Apple IIの発売と爆発的な売り上げ、1980年に株式公開と順調に来ていたAppleだが、Apple IIの次世代機であるApple IIIの不振と別プロジェクトで進んでいたLisaコンピューターの不振などから暗雲が漂いはじめ、1984年に発売されたコンピューターMacintoshも期待したほどの売り上げを見せられず、1985年には創業者であるジョブズとウォズニアックも会社を辞めてしまう。

その後、アップル社は長い低迷期を迎え、Windows95のヒットで世のPC市場を席巻し莫大な利益をあげたマイクロソフト社とは大きな差をつけられることになる。
その低迷を脱したのはアップル社を離れた後NeXT社を創業していたスティーブ・ジョブズが1997年に復帰してからになる。1998年にiMacを発売したアップルはコンピューターをシンプルで使いやすいものに仕上げることに注力した。そして2001年に誕生したiPodはまさにそうした発想の賜物だと言え、直感的で使いやすい音楽プレーヤーとして世に受け入れられ、爆発的にヒットした。

そして2007年に発表されたiPhoneはそれまでの携帯電話を概念を覆すタッチパネルを採用した端末で、電話とiPodとメールの送受信が出来る機器として注目された。iPhoneはバージョンを重ねるごとに進化し世の中にスマートフォンという概念を作り上げた傑作だと言える。

iPhoneの勢いに乗ったアップルは2010年にiPadをリリースしタブレット製品を世に提示した。
そして翌年2011年には時価総額で世界一の企業になるが、同年10月5日に病気療養中だったスティーブ・ジョブスが死去する。
以降はティム・クックCEOが後を継ぎアップル社を牽引しているが、Googleが開発・提供しているAndroid製のスマホにiPhoneは販売台数で抜かされるなど、スマホ市場では存在感を示せていない。
但し、ティム・クックが指揮を執るようになってからのApple社の営業成績は上昇しており、ジョブズよりもCEOとしては優れていると見る向きもある。

なお、Apple社は環境問題に取り組んでおり、Appleのオフィスや直営店およびデータセンターは全て100%再生可能エネルギーで稼働している。またサプライヤーにおいても再生可能エネルギーを利用できるように働きかけており、基金を立ち上げ、再生可能エネルギープロジェクトに関する投資も行なっている。この取り組みは製品にも反映され、より少ないエネルギー消費量で稼働する製品を目指して開発がすすめられている。

Appleが開発した主な製品

Macintosh(PC)
iMac
iMac Pro
Mac mini
Mac Pro
MacBook
MacBook Air
MacBook Pro
iPod(携帯用音楽プレーヤー)
iPod touch
iPhone(スマートフォン)
iPad(タブレット)
iPad Pro
iPad mini
IPad Air
Apple Watch(スマートウォッチ)
Apple TV
AirPods
AirPods Max


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