人工知能とは
人工知能（artificial intelligence・AI）は人間のような知能を持つコンピューターシステムのこと。またはそうした研究分野の事を指す。
概説
人工知能（じんこうちのう）の定義は専門家の間でもまだ正確には定まっていないが、一義的には創造性や予測など人間が行うような知的な行為をデータとアルゴリズムによって実現するシステムのこと。
また、人工知能（またはそれに設定されるもの）を大別すると人工知能は「特化型人工知能」と「汎用人工知能（AGI）」の2つに分けられる。
特化型人工知能とは、一つのことに特化した人工知能を指す。これは例えば画像認識や音声認識 といった技術や自動運転技術やPONANZAなどの将棋AIも特化型人工知能と言え、現在では人工知能関連の研究のほとんどがこの特化型人工知能の研究になっている。
一方の汎用人工知能とは「なんでも出来る人工知能」のことを指す。前項の特化型人工知能は一つのことしか出来ないが、汎用人工知能では与えられた情報を元に自ら考え、応用することが出来る。
また、人工知能は実社会の中でもウェブサービスなどにすでに活用されており、質問事項に答えるチャットボットやメッセージアプリLineの女子高校生AI「りんな」や感情エンジンを搭載したロボット「Pepper(ペッパー)」があり、最近ではチェスや囲碁、前述した将棋のAIが話題になるなど、生活の中で人工知能に触れる機会は多くなっている。また開発を進めている企業などでは実際に自社で所有する媒体にAIを活用しながら開発を進めることも行なっている。
なお、人工知能が学習を重ねる事で人類の知能を超える知能を有した時点のことをシンギュラリティ（技術的特異点）と呼んでおり、多くの科学者がシンギュラリティに到達する年について様々な見解を述べている。なお前述した汎用人工知能の完成は学習を自身で行う事が可能となり、その時点を持ってシンギュラリティが起こると唱える人もいる。
