Amazon Web Services

AWS(アマゾンウェブサービス)とは

AWS(Amazon Web Services)とは米アマゾン社が提供しているホスティングクラウドサービスのこと。サーバとしてのストレージ機能から機械学習まで様々な環境が用意されており、法人を中心に多くの顧客を抱えている。2019年時点ではクラウドサービスの市場において第二位のマイクロソフトAzureを引き離し全世界でシェアNo1の地位を確立している。

概説

AWSは2006年にサービスが開始され、インターネット環境の普及と共に事業を拡大させている。特にそれまでのインハウス型の自社内管理から外部サービスを用いるクラウド化(IaaS)の流れに適合し現在ではウェブサービスからソーシャルゲームまで様々なモジュールがAWSで稼動している。なおコストに関しては従量課金制が採用されており利用した分のみ計上される仕組みとなっている。
AWSの仕掛け人であるクリス・ピンカムは2003年には既にサーバなどのインフラがインターネットを通じ外部に集約されるという論文を発表しており、その点からも昨今の盛隆を見抜いていたとも言える。
現在では小売であるECサイトの利益率を上回りアマゾンの稼ぎ頭はAWSという見方をする識者も多い。

AWSが成功した点としては企業を取り込む事が出来た事が挙げられる。当初はセキュリティや機密情報を内部で囲む事に固執した企業も逆にオンプレで運用しサーバや人員を抱え、最新のセキュリティを担保するコストの方が負担が大きいと判断し、次から次へとAWSの環境へ移行した。またIT環境が発達し利用者が増加した事もこれらの要因を後押しした。

AWSの主なサービス

AWSでは使用にあたり認証のための電話番号や支払いのためのクレジットカードが必要になる。それらを登録した上でアカウントを作成しAWSマネジメントコンソールと呼ばれる管理画面より各サービスへアクセスする。
なお、AWSは特定のサービス領域だけではなく以下のような様々な機能を提供している。

データサーバ

Amazon Elastic Compute Cloud (EC2):仮想サーバー
VMware Cloud on AWS (VMC on AWS):企業向け統合クラウドサービス

ストレージ

Amazon Simple Storage Service (S3):Webサービス
Amazon Glacier - コールドデータのストレージ
Amazon CloudFront:CDN(コンテンツデリバリネットワーク)
Amazon Virtual Private Cloud (VPC)

データベース

Amazon DynamoDB:複数サーバーに分散させたデータベースサービス
Amazon Relational Database Service:RDS

アプリケーション

Amazon DevPay:請求サービス
Amazon Simple Email Service:メールサービス
Amazon Simple Notification Service:SNSサービス

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