ベーシックアテンショントークン(暗号資産)

ベーシックアテンショントークンとは

ベーシックアテンショントークン(通貨名:BAT)はFirefoxの開発者であるブレンダン・アイク氏が開発したブラウザBraveにて利用される暗号資産・トークンで、開発もBrave社が行なっている。

概説

ベーシックアテンショントークンはインターネットおよびデジタル広告業界に散見される不要な中間手数料やユーザビリティに対して危機感があり、それらを解決すべく独自ブラウザであるBraveとそのブラウザ上で扱われるトークンとしてのBATを開発した。2017年に行われたICOでは30秒ほどで完売となるほどの人気を集め、資金調達に成功しプロジェクトを進めている。
その後はシェアはまだまだ小さいものの、セキュリティ問題が大きくなるに連れてBraveブラウザが注目されることも少なくなく、ブラウザ以外でBATの活用ができるプラットフォームの構築も進められている。

特徴

ベーシックアテンショントークンはイーサリアムを基盤に作成されており、ブラウザソフトウェアであるBraveの内で広告を提供するために活用される。内容としては広告サービスやユーザーの関心に紐づいたデータなどのサービスもあり、それらを活用して提供される広告を閲覧した人には報酬としてBATが配布される仕組みになっている(法律・規制の観点から日本を含む一部の国で例外あり)。またBATは暗号資産としても取引が行われており、日本では2020年に暗号資産(仮想通貨)取引所であるGMOコインとビットフライヤーにて取り扱いが開始されており、2020年7月にはコインチェックでの取り扱いも開始されている。

またベーシックアテンショントークンを開発するBrave Software International SEZC社はbitFlyer社との提携し、共同でウォレットの開発を進めることが発表されている。

BATの特徴としては実際にブラウザというプロダクトがあり、ブラウザ自体の質も高い。また開発チームもブレンダン・アイク氏をはじめ非常にレベルが高い。これらの点から中々、用途の見えにくいアルトコインの中では珍しくユーザーが確認・体感できるプロダクトがあるものとなり、取引だけではなく別のシーンでも言及されることが増えている。

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