BRT(バス高速輸送システム)

BRTとは

BRT(Bus Rapid Transit)はバスを利用した高速かつ大量の人員を輸送するためのシステムのこと。2020年より東京でも運転が開始される予定になっている。

概説

BRTはブラジルにて導入されたことがきっかけとなり世界に普及していった交通手段の一つで、交通渋滞の緩和や移動エリアの拡充などを目的として整備されている。また鉄道の路線を拡充する場合は大きなコストと時間が必要になるが、BRTの場合は既存の道路などを利用することが可能なため整備しやすく、また拡張性も高い。
なお、日本においても同様のシステムであるひたちBRTや気仙沼線・大船渡線BRTなどがすでに運用を開始しており、東京においても前述した通り整備が進んでおり、将来的には4路線まで拡張される予定になっている。なお路線はいずれも東京湾岸エリアと虎ノ門周辺をつなぐ路線になる予定。

特徴

BRTの特徴としては、道路上に専用車線または専用線を持ち運行する点がある。また料金に関しても事前に決済されるなど、遅延を可能な限り減らし高速輸送を実現させる。さらに交差点などでの優先通行など制度や仕組みを整えることで更なる高速化を図ることも可能。
また、近年では前述したひたちBRTが自動運転バスの実証実験を開始するなど、将来的には無人輸送システムが実現する可能性もある。ただ専用道路以外の場合では他の車両などとの関係もあり、どの程度まで実現できるか検証が続けられている。

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