バタフライ・サーキット(マーケティング)

バタフライ・サーキットとは

バタフライ・サーキットは2019年にGoogleの調査チームが発表した消費者の情報探索や検索行動のプロセスにおける法則のこと。

特徴

バタフライ・サーキットでは消費者の情報探索の行動パターンを「探る」と「固める」の二種類に大別し、検索行動はこれらの領域を行ったり来たりするとしている。この行き来する様を線にすると蝶のように見えることから例えてバタフライと名付けている。なお、情報探索の動機に関してはそれぞれ4つづつあるとしている。

Googleによるとバタフライ・サーキットは以下の5つの特徴があるとしている。

1.バタフライ・サーキットは並行して複数のカテゴリーで起こる
2.ある商品やサービスのバタフライ・サーキットが完了しようとするとき、それに関連した別のバタフライ・サーキットがはじまる
3.バタフライ・サーキットは、消費者がその商品やサービスに対してどのような感情をもっているかによって違う
4.それほど愛着のない商品やサービスであっても、バタフライ・サーキットを完了させると、思わぬ達成感が得られ、その瞬間にその商品やカテゴリーを少し好きになる
5.ある特定の商品の購入を決心していたにもかかわらず、結局別の商品を購入した場合は、購買行動の過程で当初考えていた商品に関連してネガティブな体験があった可能性がある

引用:Think with Google「観察してわかった 5 つの特徴、消費者も気づかない「実はだいじ」が大事

バタフライ・サーキットはマーケティングにおける順を追って成約に至るというアイドマ(AIDMA)の考え方とは異なり、オンラインマーケティングにおける新たな定説となる。

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