ローソク足
ローソク足とはチャートを構成する要素の一つで、特定の期間(1日、週、月等)に起こった変化をまとめて表した指標のこと。チャートは必ずしもローソク足で表現されるわけでは無いが、ローソク足は日本では江戸時代から使われているとされ、現在でも多くのトレーダーが活用しているチャート形式。なお英語でもそのままの意味でキャンドルスティック(candlestick)と表現される。FX、株、コモディティ、仮想通貨など様々な金融商品取引において使われる。
ローソク足の構成要素
ローソク足は以下の要素で構成されている。なおローソク足は陽線(ようせん)と陰線(いんせん)の2種類のパターンがあり、陽線の場合はその期間においては買いの勢いが売りを上回っていることを意味する。描写としては実体が白や赤などで表現される。陰線の場合は陽線の逆で買いよりも売りの勢いが強いことを意味し、黒か緑などの色が実体に使われて表現される。終値が始値を上回ると陽線になり、終値が始値を下回ると陰線になる。
実体(じったい)
白や黒で塗りつぶされているローソクの胴体の部分のこと。陽線の場合、上端が終値、下端が始値になり、陰線の場合はその逆で、上端が始値、下端が終値になる。
高値(たかね)
ローソク足で設定している期間に記録した一番高い値のこと
安値(やすね)
ローソク足で設定している期間に記録した一番安い値のこと
始値(はじめね)
ローソク足で設定している期間の一番最初に記録した値のこと。
終値(おわりね)
ローソク足で設定している期間の一番最後に記録した値のこと。
上ヒゲ(うわひげ)
ローソク足で設定している期間において高値から売られ押し下げられた長さのこと。
下ヒゲ(したひげ)
ローソク足で設定している期間において安値から買われ押し上げられた長さのこと。