千葉マリンスタジアム

千葉マリンスタジアムとは

千葉マリンスタジアムは千葉県千葉市内の幕張公園内に設置されている球場で、プロ野球チーム千葉ロッテマリーンズの本拠地であり、また高校野球の千葉県予選大会としても使用されている。なお、マリンスタジアムは1990年2月22日に竣工式が行われている。

概説

マリンスタジアムはプロ野球球団の招致も視野に入れ建設されたが、1990年の開業当初は特定のプロ野球チームの本拠地ではなく、多目的な用途に使われる野球場としてスタートしている。その後、1992年に川崎を本拠としていたプロ野球チーム、ロッテオリオンズが千葉に移転することになり、移転を契機に千葉ロッテマリーンズと改名、その後千葉マリンスタジアムを本拠地として使用するようになった。

マリンスタジアムは立地条件として、海が近いためしばしば強い風が球場内を通ることがあり、その状況下で試合をすることがある。強風が吹いた際などはフライが押し戻されてポテンヒットになったり、外野フライが風に乗ってスタンドに入ったりと大きな影響を与える強風はこの球場の名物にもなっている。

なお、マリンスタジアムは2010年より施設命名権制度を導入しており、2011年よりQVCマリンフィールドという名称になり、2016年からはZOZOマリンスタジアムに変更されている。

千葉マリンスタジアムの特徴

千葉マリンスタジアムは両翼が99.5m、センターが122m、フェンスの高さが3.3mと屋外の球場としてはやや大きいサイズの野球場になる。ただし、この球場における最大の特徴は前述した通り風が挙げられる。

千葉マリンスタジアムに吹く強風は選手としてもプレーを難しくさせており、例えば野手がフライを取り損なうなどのシーンは度々見られる。また投手は、千葉マリンスタジアムは他の球場と比較した時に変化球の変化の仕方にも違いが出るため、風が強いときには計算に入れて投球をしなければならないという事もある。

千葉マリンスタジアムの最大の特徴と言えば、風が多くを占め、屋外のプロ野球の球場は他にもあるものの、強風に悩まされるシーンが発生するのは千葉マリンスタジアムくらいである。観客にとっても千葉マリンスタジアムの特徴である強風によって煽られながら観戦をしないといけないこともある。

また、千葉マリンスタジアムはフィールド部分が広いわけではなく、フェンスが極端に高いわけではないが、データとしてはホームランが出づらいという特徴がある。理由としては風の影響が考えられ、試合中に打者に対し向かい風の方向に吹くことも多いため、それによって生まれるホームランが少なくなると考えられる。ただし、二塁打や三塁打は逆に生まれやすい。理由としては強い風が吹くことで打球が流されやすくなり、外野手にとって予測できない方向に打球が流れることになるため、千葉マリンスタジアムは打球の処理がもたつきやすいからになる。

以上のように、千葉マリンスタジアムは非常に変わった環境を持っているが故に、その点を想定しながらプレーをする必要がある。ホームランが出づらいという特徴はあるが、一方で二塁打や三塁打が生まれやすいという特徴もあるため、他の球場には見られない特徴を兼ね備えた球場だと言える。

他では千葉マリンスタジアムの特徴としては、沿岸にあることもあり駐車場が多く確保されており、充実しているという点が挙げられる。

多くの野球場では周辺に駐車場が充実していることは少なく、電車などの公共交通機関を使用して球場に行くことになるが、千葉マリンスタジアムでは車での来場も十分に可能なのだ。また周辺には幕張メッセなどの大型施設があり、イベントが重複したりしない限りスタジアム以外でも空き駐車場を探す事は十分に可能。
ただし、千葉マリンスタジアムに来る人達全員のスペースがあるわけでは無いため、場合によっては停められないケースも考えられる。

施設情報

正式名称 千葉マリンスタジアム
住所 千葉県千葉市美浜区美浜1
アクセス JR海浜幕張駅徒歩15分
JR幕張本郷駅からバスで20分
収容人数 30,118人
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