CMS

CMSとは

CMSとはContents Management Systemの頭文字を取った略語で、簡単にホームページの記事の作成や更新が出来たり画像が投稿できる管理システム、またはその仕組みのこと。

特徴

CMSは2000年代以降に普及してきたウェブサイトの管理システム形態の一つで、現在ではワードプレスやEC-CUBEを筆頭に多くのサイトがCMSを導入して運用されている。CMSは基本的にパッケージで提供されるため、見栄えや機能性を気にせず、最初にある物だけ使うということであれば即日にでもサイトを作成し公開出来るという手軽さが大きな特徴で、また更新の手間なども基本的には各ページが連動するように設計されたプログラムが内包されるため手を加える必要がない。

また、個別にページを修正して作成した場合には、統一感を無くさないように全体のデザインを常に考えながら制作していく必要があるが、ほとんどのCMSの場合はヘッダー部分やメインの部分、あるいはフッターの部分を固定してセッティングしていく。そのため、個別にデザインなどを作成していった場合でも、全体の統一感が大きくずれてしまうというような問題が起こりづらい。

上記のような便利さに加え、CMSではプラグインと呼ばれる付加機能が提供されており、それらを活用することでサイトを充実させることが出来る。また、テーマと呼ばれるデザイン済みパッケージも用意されており、特に有償のテーマは機能的に優れているため、利用することで高い機能を持つサイトをすぐに構築することが出来る。

CMSの種類としてはワードプレスのようにオープンソースで誰でも無料で使用できるものから、Movable Typeのように特定の運営母体があり、そこがソースあるいは環境を管理しているものまで様々。ただし、現在では多くのユーザーと開発者を抱えかつプラグインが豊富なワードプレスがCMSとしては抜きん出ている状態となっている。

また、近年ではCMSをマーケティングツールの一種として提供するサービスも増加しており、マーケティングオートメーションツール(MAツール)などはCRM機能との連携なども含めて独自のCMSを開発しているところもある。

CMSの大きな利点としてはパッケージのため各ページなどが連動するため更新の負担が大きく減る点が挙げられるが、一方でその点はデメリットとしても考えられ、システムを修正した際に連動した他のページにまで影響が出てしまうという事がある。

主なCMS

現在多く使われているCMSは以下の通り。

WordPress
Movable Type
Adobe Experience Manager Sites
Joomla!
Drupal
XOOPS
EC-CUBE(ECサイト用)
HubSpot

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