Coincheck(暗号資産取引所)

コインチェックとは

コインチェック(Coincheck)は日本の暗号資産(仮想通貨)取引所で、東京の渋谷に本社を構えている。日本国内で暗号資産がまだ認知されていない黎明期より営業を続けている暗号資産取引所の一つ。

概説

コインチェックは2012年に設立されたレジュプレス株式会社(現コインチェック株式会社)が運営する暗号資産取引所で、2014年にサービスの提供が開始された。レジュプレスでは元々STORYS.JPと呼ばれるサイトも運営していたが2017年に事業を売却して以後は暗号資産取引所としての事業に注力している。なお、2020年現在ではコインチェックは国内でも屈指の人気取引所に成長している。

コインチェックが大きく躍進したのは2017年に暗号資産(仮想通貨)が軒並み高値を記録した時期になり、多くの通貨を取り扱う点や見やすく使いやすいUIがヒットし登録者数を大幅に伸ばした。ちなみにこの年の3月に社名をレジュプレス株式会社からコインチェック株式会社に変更している。

暗号資産の相場と共に取引所としてもコインチェックは躍進が続いた2017年ではあったが、一方で年明け直ぐの2018年1月には同取引所にて暗号資産のネムが盗難される事件が発生し、事件の対応のために多くの顧客資産が凍結されるなど混乱を来した。調査に際して犯人の侵入経路の追跡や既存設備の点検、また多くの顧客への返金やその方法も含め多くの対応に追われたのち、コインチェックは一旦暗号資産取引所としての運営を停止することになる。
その後、盗難にあった顧客資産の返却後、事業の再開を目指して様々な憶測が流れた中で、コインチェックは金融商品を取り扱うマネックスグループの傘下になった。

ただし、傘下となってからもしばらくはハッキングの対応や今後の対策として時間をかけて対策を施し、2018年10月より段階的にサービスを再開するようになった。また長らくみなし業者としての扱いであった、暗号資産交換業に関しても2019年1月に晴れて登録された。

コインチェックの特徴

コインチェックの特徴としては取り扱い銘柄の豊富さや見やすく、操作しやすいUIが挙げられる。特に現物取引においてZキャッシュやMonero、DASHなど匿名系と呼ばれる暗号資産を日本の取引所では唯一取り扱っている(現在はいずれも取り扱い無し)などアルトコインのラインナップは強く、2019年においてもモナコインステラが追加されるなど取り扱い銘柄の豊富さは国内屈指。
またサイト内の機能としてもチャット式の掲示板は大きなアクセスを集めており、最盛期に限って言えばタイムラインが全く追い付かない程の多くの投稿・書き込みがなされていた。

他ではコインチェックでんき・ガスのサービスを提供するなど、コインチェックは決済としてのビットコインの普及に努めておりビットコイン・暗号資産の普及に対する貢献度合いは大きい。
なお2019年よりグループ会社であるマネックス証券が提供しているサービス「マネックスポイント」をBTCETHXRPに交換してコインチェックの口座で受け取る事が可能となった。
他では2019年10月よりコインチェックガスのサービスを開始し、ガス料金をビットコインで支払う事が可能となっている。また11月にはドルコスト平均法で暗号資産をつみたて購入出来るサービスCoincheckつみたても開始している。

なお、コインチェックでは新規注文を停止していたレバレッジ取引サービスを2020年3月13日12時をもって終了している。

他では2020年1月に暗号資産であるLISK(LSK)の保有者に対してステーキングサービス(β版)の提供を開始している。内容としては平均10LISK以上の保有者に対して保有量に応じた報酬を付与するとのこと。

コインチェックで取り扱う暗号資産の銘柄

2020年9月時点においてコインチェックで取り扱いがある暗号資産は以下の通り
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
イーサリアムクラシック(ETC)
ネム(NEM)
ファクトム(FTC)
リスク(LSK)
モナコイン(MONA)
ステラ(XLM)
クオンタム(QTUM)
ベーシック・アテンション・トークン(BAT)
アイオーエスティー(IOST)

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