消費者物価指数

消費者物価指数とは

消費者物価指数とは商品小売価格の変動を表す指数。日本では総務省が米国ではアメリカ合衆国労働統計局が発表している。

特徴

消費者物価指数は国により異なるものの主に総合指数とコア指数に分けて発表される。総合指数はその名の通り対象とする項目全てを併せた数値となり、コア指数は日本の場合、生鮮食料品を除く総合指数と、食料(酒類を除く)・エネルギー(石油、石炭、天然ガス等)を除く総合(コアコアCPI)および持ち家の帰属家賃を除いた指数が算定され、米国の場合は食料品・エネルギー関連を除いた指数がコアCPIとして算出されている。

消費者物価指数は各国の中央銀行が政策金利を決定することに対して大きな影響力を持っており、日本と米国では2%が目標とされる。
この2%を超える場合は物価が目標を上振れして上昇していると捉えられ、その場合は政策金利を上昇させて物価を抑え込みにかかり、逆に2%を下回る場合は物価を引き上げるために政策金利を引き下げるなどする。
また、2%はあくまでも閾値となり必ず丁度にしなければならないわけではなく、いくらかは上下しつつ長期で見た場合、2%に近い値で物価の上昇が図られればよいというものである。

なお、米国の連邦準備制度(FRS)の最高意思決定機関であるFRBは消費者物価指数のうち変動の大きいエネルギーなどを含む総合ではなく、食料・エネルギーを含まないコアCPIを注視しているとされている。

免責事項

用語集ドットコムでは記事の内容が正確であるように努めておりますが、掲載されている情報はその内容を保障するものではありません。そのため当サイトの情報やその利用によって発生する損害・損失に対しては一切の責任を負いかねます。また、利用に際してはこの免責事項に同意するものとみなしますのでご理解ください。

コメントを残す