DDoS攻撃とは
DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)は特定の(主に)WEBサーバに対して、複数のコンピューターを用いて大量の処理要求を送り相手のサーバをダウンさせサービスを停止させる手法。パソコンのF5(リロード)を大量に行うなどして圧力をかける手法もあり、F5アタックなどとも呼ばれる事がある。いわゆるサイバー攻撃の一種。
概説
近年ではITサービスが増加しまたユーザー数も増えている事からそれらを対象にしたサイバー攻撃が増加している。その中でも大量にアクセスを集中させてサーバをダウンさせる手法はDoS攻撃(Denial of Service attack)と呼ばれている。DoS攻撃は1つのIPから行なわれるので事前に対処をすることが可能だったが、最近では複数のIPアドレスから行なわれるDoS攻撃が増えてきており、これがDDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)と呼ばれている。
DDoS攻撃は通称、分散型サービス拒否攻撃とも呼ばれ、複数のIPアドレスから攻撃が行なわれるために対処が非常に難しいのが特徴。またこの攻撃はマルウェアなどに感染されたPCなどを踏み台にして行なわれることもあり、意図していない悪意のない一般人の端末がDDoS攻撃に利用されるなど複雑な問題になっている。
有名な事件としてはハッカー集団「Anonymous」が2012年にパレスチナの爆撃に抗議をした際に用いられた手法も、このDDoS攻撃になり、大小様々な事例を含め大きな被害や影響を及ぼしつつある。
但し、最近ではDDoS攻撃に対するWAFなどのハードウェアやツールが増えてきており、個人や企業などでも対策をすることが重要になってきている。