ダックダックゴー(検索エンジン)

ダックダックゴーとは

ダックダックゴー(DuckDuckGo)はアメリカのペンシルバニア州を拠点とするDuckDuckGo社が運営するインターネット検索エンジン・アプリケーション。DDGと略しても呼ばれる。なお、ダックダックゴーという名前の由来は特に無い。

概説

ダックダックゴーは2008年の2月に企業家であるガブリエル・ワインバーグにより設立され、検索エンジンがリリースされた。
2011年10月まではワインバーグやエンジェル投資家などから集めた自己資金、広告費などにて運営されており、2018年にOMERS Venturesから二回目となる資金調達を行っている。

サービスの利用は当初こそ少なかったものの、ITにおけるプライバシーの重要性の高まりなどを受けて、利用者が増加。2021年には1日の検索回数が1億回を突破している。シェアとしては少ないものの、ブラウザソフトウェアであるBraveをプライベートブラウジングに採用するなど、サードパーティとの連携も進んでいる。また既にリリースされているスマホアプリだけでなくデスクトップアプリケーションも開発されており、リリースされる予定になっている。
なお、このデスクトップアプリはクロニウムを基盤とするものではなく、OSをベースとして作られる仕様になっている。

ダックダックゴーの機能・特徴

ダックダックゴーは検索システムにGoogleのAPIを使用せず、自身が開発するDuckDuckBotクローラーやBingを初め複数の検索エンジンの検索APIを使う事で検索の精度を高めている。
また検索エンジンとしてプライベートブラウジングモード、それ以外のモードであったとしても個人情報の保存は絶対に行わないとし、追跡型の広告も行わないとしている。
なお、検索を行うと広告は表示されることがあるが、これは検索履歴など個人情報に基づいたものではなく、検索キーワードに基づいた広告になり、この広告も消す事が可能。

検索結果画面は他の検索エンジンと大差は無いがページングではなくスクロール型を採用しており、また表示されたサイトにクリックして確認する必要が無いと思われる簡単なキーワードに対してはインスタントアンサーと呼ばれる簡易な説明ボックスが検索結果画面上部に表示されるようになっている。

他では、2019年1月より場所などの検索に対してApple mapsによって強化される事が発表され、8月にはGoogle Chromeにデフォルトの検索エンジンとしてDDGが追加された。
なおダックダックゴーはアプリもiOS版、Android版ともにリリースされておりこちらもプライバシーにはブラウザ同様最大限配慮されている。

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