DXとは
DXとはDigital Transformationの略語で、デジタルを活用した変革のこと。似た用語にIT（及びIT化）があるが、ITはIT技術のことを指すことに対しDXはIT技術の活用を含む、より包括的な意味になる。ちなみに英語圏ではTransをXと表現することがあり、DTではなくDXと略されて表現されている。
概説
DXはIT環境が企業や学校といった場所だけではなく、一般家庭の中まで広く普及したことや、ITを活用した多種多様なサービスが誕生したことにより、社会における更なるデジタル化を進めるために推進されている概念になる。もともとスウェーデンの大学の教授であったエリック・ストルターマンが論文の中で提唱した概念とされ、社会全般における包括的な概念として定着してきたが、2022年にDXは社会、公共、民間の部門に分けて再定義されている。
DXが進められている背景にはIT、特にWebサービスの存在が大きく、各サービスが競争などにより深化したことで便利なサービスをインターネット経由で導入できるようになった点が挙げられる。また物理的な壁や距離の範囲を超えてデータの集積や分析が可能となったため、例えば企業などでは従来進められていた経理に留まらず営業や広報・宣伝の分野などにおいてもDXは進められている。