エピファネイアとは
エピファネイア(Epiphaneia)は日本の元競走馬で種牡馬。競走馬時代はGI菊花賞・ジャパンカップを勝利した。引退後、種牡馬として活動し初年度産駒から牝馬三冠馬であるデアリングタクト、翌年も皐月賞・天皇賞(秋)等を勝利したエフフォーリアを輩出しており、期待が高まっている。現役時代の通算成績は14戦6勝(うち海外2戦0勝)。
概説
エピファネイアは10月21日の京都競馬場の芝1800mでデビューし、鋭い末脚を披露し勝利。続く京都2歳ステークス、暮れのラジオNIKKEI杯2歳ステークスも勝利し3連勝で2歳時を終え、一躍クラシック候補と目されるようになる。
3歳時は弥生賞から始動するも4着に敗れてしまう、続く皐月賞も直線で先頭に立ったところを後方から脚を伸ばしてきたロゴタイプに差し切られて2着に終わる。
続く日本ダービーにおいても道中落馬しそうになりながらも立て直し直線では抜け出すが、最後にキズナに差されて2着に敗退。3歳の春は勝てずにシーズンを終える。
夏場を休養に充て、捲土重来を期した秋シーズンは神戸新聞杯から始動し見事に勝利する。続く三冠最終戦となる菊花賞でも勝利し初のGI勝利を果たす。
その後はジャパンカップや有馬記念は回避し3歳を終える。
4歳になったエピファネイアは大阪杯から始動するがキズナやショウナンマイティの後塵を拝し3着に敗退、続くクイーンエリザベス2世カップでも4着に敗退し春シーズンを終える。復帰戦としては天皇賞(秋)が選ばれ出走するも6着に敗退し初めて掲示板を外してしまう。続戦となったジャパンカップではジェンティルドンナやジャスタウェイら有力馬が集う中で積極的なレースを見せ直線でも後続を突き放し見事に優勝。菊花賞以来のGI制覇を果たす。しかし次走の有馬記念では5着に敗退し4歳を終える。
5歳になったエピファネイアは前年の香港以来2回目の海外遠征を行いドバイワールドカップに出走するが9着に敗退、帰国後宝塚記念への出走を目指していたが故障を発症しそのまま引退することになった。
種牡馬としてのエピファネイア
種牡馬としてのエピファネイアは初年度産駒から無敗で牝馬三冠を制したデアリングタクト、菊花賞2着馬アリストテレスを2年目産駒からは皐月賞、天皇賞、有馬記念を制したエフフォーリア、菊花賞2着馬オーソクレースなどを輩出。3年目の産駒からも阪神JFを勝利したサークルオブライフを輩出しており、優秀な成績を残していることから種付け料が高騰し、2022年の種付け料金は1800万と既存の種牡馬の中でもトップに躍り出た。
エピファネイアの血統
シンボリクリスエス | クリスエス |
---|---|
ティーケイ | |
シーザリオ | スペシャルウィーク |
キロフプリミエール |
エピファネイアの競走馬成績
競走名 | 着順 |
---|---|
2歳新馬 | 1着(福永祐一) |
京都2歳S | 1着(福永祐一) |
ラジオNIKKEI杯2歳S | 1着(福永祐一) |
弥生賞 | 4着(W.ビュイック) |
皐月賞 | 2着(福永祐一) |
東京優駿 | 2着(福永祐一) |
神戸新聞杯 | 1着(福永祐一) |
菊花賞 | 1着(福永祐一) |
大阪杯 | 3着(福永祐一) |
クイーンエリザベス2世C | 4着(福永祐一) |
天皇賞(秋) | 6着(福永祐一) |
ジャパンカップ | 1着(C.スミヨン) |
有馬記念 | 5着(川田将雅) |
ドバイワールドカップ | 9着(C.スミヨン) |
エピファネイアの種牡馬成績
年 | 成績 |
---|---|
2019年 | 48 |
2020年 | 9 |
2021年 | 8 |
競走馬情報
生年月日 | 2010年2月11日 |
---|---|
性別 | 牡馬 |
毛色 | 鹿毛 |
通算成績 | 14戦6勝 |
主な勝ち鞍 | 菊花賞、ジャパンカップ |
所属厩舎 | 角居勝彦(栗東) |
生産者 | ノーザンファーム |