Meta(企業)

Metaとは

Meta(Meta Platforms, Inc)はアメリカのサンフランシスコに拠点を置くIT企業で、実名登録型SNSサービスであるFacebookを開発・運営している他、InstagramやWhatsAppなどを傘下に収める巨大企業。Google、Amazon、Appleと並びGAFAと称されている。

概説

フェイスブックは2004年2月にハーバード大学の学生であったマーク・ザッカーバーグ(現CEO)と友人であったダスティン・モスコヴィッツ、クリス・ヒューズ、エドゥアルド・サヴェリンらが大学の学生寮にて立ち上げた。サービス開始から急成長を遂げたフェイスブックは、資金調達も上手くいき勢力を一気に拡大させる。なお開始初年度の2004年中にマーク・ザッカーバーグはFacebookに注力するため大学を中退している。

またフェイスブックは当初は参加者は大学生のコミュニティに限定していたが、高校生、アメリカ国外の学生、企業と幅を広げていき、2006年の9月には誰でも登録が可能になった。その後もユーザー数をぐんぐん伸ばしていったフェイスブックは2012年5月12日にIPOを行い160億ドル以上もの資金調達に成功した。

なお、このIPOの直前に写真・動画共有アプリであるInstagramを10億ドルで、資金調達後の2014年2月にコミュニティチャットツールであるWhatsAppを190億ドルでそれぞれ買収し、より事業に厚みを持たせる事にも繋げている。なおこの過程においてFacebookは同じくコミュニティチャットツールである、Snapchatを買収に動いたが断られてしまっている。

フェイスブックはその後、世界中にスマホが普及した時代背景も後押しし、2019年時点では世界中に23億8000万人のユーザーを持つ巨大なサービスになっている。
以上の通り、順調に成長を果たしてきたフェイスブックだが、近年ではInstagramやOculusの伸張に比べると存在感が薄まっている事は否めず、また個人情報の扱いに関して様々な疑義がかけられるなど逆風が吹いている。他ではリブラという暗号資産(仮想通貨)関連のプロジェクトを計画しているが、この点でも各界に波紋を広げており実現までの道のりも険しい状態となっている。

ただ、問題が出てきているとは言え圧倒的なユーザー数を誇るフェイスブックの価値は非常に高く、特に広告事業は成長を続けているためフェイスブックも多くのプラットフォームを開発するなど注力している。
また、2019年11月にはアメリカ国内でフェイスブック・ペイと呼ばれる決済サービスの開始を予定しているなど、リブラとは別のセグメントで決済事業を手掛ける事になっている。

なお、Facebookは扱うサービスの多様化などを理由として2021年に社名をMetaへと変えた。これにより株式のシンボルもFBからMVRSに変更されている。

提供している主なサービス

フェイスブック関連企業が提供している主なサービスは以下の通り

Instagram(写真・動画共有)
・WhatsApp(チャット・コミュニケーション)
・Oculus VR(VR)

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