Fate/Grand Orderとは
Fate/Grand Orderは、TYPE-MOONによるゲーム作品であるFate/stay nightを元として、ディライトワークス社がスマートフォン専用のソーシャルゲームとして開発した。2015年7月31日よりサービスが開始され、2019年現在まで日本を始めとした多くの国々でプレイされている。
概説
Fate/Grand OrderはFate/stay nightを始め、Fate/Zero、Fate/EXTRAなど様々な関連シリーズのキャラクター達が登場する、Fateシリーズの集大成とも言えるゲームとなっている。総監督のシナリオライターとして奈須きのこを中心に、様々なシナリオライター達がこのゲームを手掛けており、ソーシャルゲームでは軽視されがちなシナリオに重きを置いているゲームである。AndroidやiOS端末のスマートフォンで、基本無料でプレイすることが可能。
Fate/Grand Orderはアイテム課金制であり、課金石を購入してガチャを行うことで収益を上げるタイプのゲームとなっている。4ヶ月から半年に1回ペースでメインシナリオが更新され、1ヶ月から2ヶ月ペースでミニイベントが実装される。
メインシナリオは、第1部「Observer on Timeless Temple」及び、第1.5部「Epic of Remnant」が完結。
現在は第2部である「Cosmos in the Lostbelt」が展開されている。
第2部でシナリオは完結すると明言されており、完結後はどのように運営が続くのか不明となっている。
特徴
Fate/Grand Orderは過去Fateシリーズをベースとした世界観が使用されており、独自の用語が多数出現する。
主にメインとなるのが「サーヴァントシステム」と呼ばれるものであり、過去に偉業を残した英雄たちを使い魔として呼び出し使役するというものになる。プレイヤーは「マスター」と呼ばれるサーヴァントを使役する者として、多くの戦場を指揮官としてサーヴァントと共に駆け巡ることとなる。サーヴァントは多くの神話に出てくる英雄から、近代の有名人など幅広い人物たちが登場する。これらの英雄たちが織りなすストーリーこそが本作の魅力となっている。
また、サーヴァントにはレアリティとして星1から星5まで設定されており、レアリティによってレベル上限が違うものの、ソーシャルゲームにありがちなレアリティが低いキャラクターは戦力にならないといった傾向は無い。
ゲーム性自体はそこまで高くないものの、シナリオを主軸に置いたゲームの完成度は高く、2018年には日本ゲーム大賞2018にて優秀賞を受賞している。