フジロックフェスティバル

フジロックフェスティバルとは

フジロックフェスティバルは毎年夏に行われている日本のロックフェスティバル。テーマは自然と音楽の共生。主催はコンサートなどを企画・運営する会社SMASHで、1997年から毎年開催されている。「フジロック」という略称で呼ばれることが多い。

概説

フジロックフェスティバルは日本の音楽フェスティバルの先駆けであり、当初より日本・海外問わず多くのミュージシャンが集う日本最大級の野外音楽フェスティバルである。
1997年に山梨県富士天神山にて初めて開催されたが、台風の直撃を受け二日目は中止となった。翌年の1998年は東京の豊洲で開催し、1999年からは新潟県にある苗場スキー場で開催している。
なお、2020年に新型コロナウイルス感染症の拡大のため、初めて開催中止となったが、翌年以降再び開催されている。
ちなみに、フジロックにはロックだけでなくパンク、ヒップホップやジャズ、テクノやハウスといったダンスミュージック、または民族音楽などのバンドやユニットも出演しており、演奏される音楽ジャンルは多岐にわたる。

特徴

複数のステージにて同時にライブが開催されているため、すべての出演者を見ることはできない。ステージの数は回を重ねるごとに増え続けており、現在は主なものだけでも5つある。また会場内にはステージごとに多くの飲食店が出店している。毎年出店している常連の店や名物料理も生まれている。

自然と音楽の共生をテーマにボランティアの呼びかけにより、自主的なごみの分別などがされ国内外から「世界一クリーンなフェス」と呼ばれるようになった。しかし近年、ゴミのポイ捨てや椅子での場所取りのマナーの低下が問題となっている。これを受けて公式サイトでは、参加者のマナー向上を訴える動画「OSAHO(お作法)」をあげている。

フジロックフェスティバルでの各ステージ

フジロックフェスティバルではさまざまなステージがある。そのなかでも代表的なステージやエリアをとりあげる。
グリーン・ステージ:約4万人を収容できるメイン・ステージ。世界各国のビックアーティストが登場する。大型スクリーンも設置されているので後方からでもステージを楽しむことができる。その他、プライオリティ・テント、車いすスペース、救護テントがある。
ホワイト・ステージ:約1万5千人を収容できるセカンドステージ。
レッド・マーキー:約5千人を収容できる、フジロック唯一の屋内ステージ。深夜から朝まではライブとDJパフォーマンスが繰り広げられる。
フィールド・オブ・ヘブン:約5千人を収容できるステージ。多種多様な音楽が混在するブロックであり、最もフジロックらしいと言われることもあるステージ。
ザ・パレス・オブ・ワンダー:入場ゲートの手前に設置されているテント施設。夜間限定のフリーブロックエリアである。このなかのブースの1つに「ルーキー・ア・ゴーゴー」がある。これは若手バンドの登竜門として定着している。

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