先物取引(金融)

先物取引とは

先物取引(さきものとりひき:Futures)は、古くから存在する取引形態の一つで対象物を将来のある時点において売買を約束する取引のこと。現時点で価格と数量を約束し、対象日においてその価格で取引を行う。主に商品価格の変動リスクを低減するために行われるようになったのが始めと言われている。

概説

先物取引は期限を決めて行われる取引だが、その期限内であればいつでも売買が可能で期限を迎えた時点で強制的に決済される。

一般的に信用取引として行うため、証拠金の預入が必要となり、レバレッジを掛ける事が可能になっている。

また国債先物を除いては、差金決済となるため現物の受け渡しは無く、売買によって生まれた差額を受け渡す事になる。

なお、先物取引に関する用語としては、決済期日を納会日、決済月のこと限月(げんげつ)と言う。

先物取引の種類

先物取引は大まかに大別すると商品先物取引と金融先物取引に分けられる。

商品先物取引は金・銀・同・プラチナ・パラジウムといった工業用製品から大豆、小豆、ココア、コーヒー豆、トウモロコシ、コメなどの農作物、または原油などのような資源まで、文字通り商品を扱う先物取引になる。

一方で、金融先物取引はダウ日経平均といった株価指数や通貨を対象とする通貨先物、あるいは債券の先物などが含まれる。

先物取引の取引単位

先物取引にはFXのように必要な最低取引単位が設定されている。なお、これらの単位はレバレッジを設定した上での金額となるため、必ずしも始めるにあたり必要となる金額ではない。主な先物取引の取引単位は以下の通り

・TOPIX先物取引:10000倍
・日経平均VI先物取引:10000倍
・日経225先物取引:1000倍
・マザーズ指数先物:1000倍
・ミニTOPIX先物取引:1000倍
・東証REIT指数先物:1000倍
・日経225オプション:1000倍
・日経225mini先物取引:100倍
・JPX400先物取引:100倍
・NYダウ先物取引:100倍
・FTSE中国50先物取引:100倍
・台湾加権指数先物取引:100倍
など

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