松竹梅の法則(心理学)

松竹梅の法則とは

松竹梅の法則はゴルディロックスの法則とも呼ばれる心理学における法則の一種で、人は3つのカテゴリーの中から一つを選択する際には一番中間の物を選択しやすいということ。なお、ゴルディロックスの法則自体は心理学以外にも使われる言葉で、いずれも強くもなく、弱くもないという曖昧な状態を意味する言葉になっている。

概説

  
松竹梅の法則における松竹梅とは、松が一番グレードが高く、梅が一番グレードが低いものを表現した言葉となる。この表現は定食屋などで頻繁に見かけるランク付けで、例えばうな重やかつ重などにこの区切りがなされていることが多い。

松竹梅の法則によれば、この三つの選択肢においては人は松が2、竹が5、梅が3の割合で選択される。つまり最も多く選ばれるものは中間の竹であり、次に梅が、最後に松が選ばれるという事になる。

ビジネスにおいてこの比率を利用している所は多く、例えば商品・サービスに値付けを行う際には、一番グレードの高い商品にはやや高いと思われる価格を設定しておき、中間のグレードと一番安いグレードの製品の価格を近づけることを行うことがある。このように設定することで、高いものには中々手が出ないが、近い価格で2つあるのであれば、どうせならグレードの高い方にしようというように考えさせることが出来る。

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