業務スーパー

業務スーパーとは

業務スーパーは、業務用食品を中心として取り扱っているスーパーで経営しているのは兵庫県加古郡に本社を構える株式会社神戸物産。フランチャイズを中心に店舗数を増やし、2021年には北海道から沖縄まで日本国内すべての都道府県への出店を達成した。

業務スーパーは「エブリデイロープライス」をモットーとしており、特売日やセールなどを極力設定せず、広告費などを削ることで常に最低価格で販売している。同じ大容量卸売のコストコとは違い、会員料金などは一切必要なく、一般のお客様も大歓迎!というコピーを掲げていることからも業務用食品を求めるプロのみならず、主婦などの一般客も多い。

最近はSNSを中心に、お買い得な自社製品や、業務スーパーでしか買えない直輸入製品が話題となっており、お昼の情報番組などで取り上げられることも増えている。

概説

業務スーパーを運営する神戸物産の歴史は1981年に開業された食品スーパーフレッシュ石守になり、開業以後フレッシュ名義で複数の店舗をオープンさせ運営していた。その後2000年に現在のFC体制に変更し、翌2001年には商号を神戸物産に変更した。

その後業務用の大きさを取り扱う商品を多数投入すると大きな反響があり、一気に事業規模が拡大、現在では協力工場も含めて全世界に350以上の工場を稼働させる企業にまで成長している。業務スーパーでは主に、常温・冷凍で長持ちするような商品が売られており、生鮮品などはあまり取り扱っていない。このため、売れ残りによる食品ロスを減らす、経営のリスクも小さくなるとしている。

また、2021年にAI等を活用した新しいスーパーの実験をソフトバンクと共同で進めている。

業務スーパーの特徴

業務スーパーは様々な自社オリジナル製品を取り扱っているが、多くがカットや下茹でを終えた半調理品である。味付けだけで簡単に調理できるため、主婦層の人気も高く、ネット上でも様々なレシピが考案されている。多くが冷凍で、大容量であることが多いが、コストコの商品の大きさほどではない。また少し割高だが小さめなパックなども準備されており、日本の消費事情に合わせた分量となっている。

安さだけに目が行きがちな業務スーパーだが、プロ御用達の本格的な調味料、食材なども取りそろっている。直輸入品も取り扱っていることで、他では手に入らないような珍しい調味料、食材も多くあり、外国人の愛用者も多い。

直輸入品は大量に取引することで、価格が安くでき、コストコやカルディといった同様の商品を扱う店よりも、安い傾向がある。

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