HDとは
HDは映像の解像度を指す用語であり「ハイビジョン(Hi-Vision)」の正式名称「High Definition TeleVision(HDTV)」を略したもの。HDの解像度は1280×720ピクセルになる。
概説
HD規格(1280×720)の指標であるピクセルは画素とも呼ばれ、色情報を持つ最小単位のことを指す。HDより低解像度のものとしてSDがある。逆にHDより高解像度のものとしては、フルHDや4K、最近では8K画質もよく聞かれるようになっている。
低解像度は画質に粗さが見られ、細部がぼやけたように見えるというデメリットがあるが、記録容量が少なくて済むメリットがある。そのため、特にスマートフォンなどでは携帯キャリアと契約する際に設定する事が多い、月額のデータ通信量を抑えるために、動画サービスなどはあえて低解像度で見るという人も少なくない。
一方で、高解像度の場合は、データ通信量を多く使うことになるが、細部まで細かく描くことが可能なので臨場感のある映像を楽しむことができる。但し、大きなデータを記録するため、利用時には必要な容量が大きくなりダウンロードする場合は高速回線が必要となる。
これらの点からHD画質であれば、ある程度の画質を維持しながら容量を抑えることができるので、双方の良い点を備えているともいえる。その一方で技術の進歩は著しく、4Kやすでに一部で放送が開始している8K解像度では7680×4320ピクセルの解像度を誇る。8Kにまでは行かずとも画質の一般的な基準が上がり続けている現在ではHD画質だとやや物足りない印象を受ける可能性が高い。