競馬の血統

血統とは

血統(けっとう)は競走馬の父馬や母馬などの祖先を一括して表したもの。まとめたデータは血統表と呼ばれ、主に4、5代前までの祖先が記載されているものが多い。

概説

競馬において血統は競走馬の能力を計り知るための指標として活用されており、競走能力だけではなく繁殖能力としても参照される事が多い。
牡馬は一般的には優秀な成績を残した競走馬が後継種牡馬として迎えられることになるため、血統表に掲載される馬は現役時代の成績が優秀な馬が多いが、牝馬に関しては現役時代に活躍しなかったとしても繁殖において大きな成績を期待されているケースも多く、牡馬に比べると無名馬の割合は高い。

競馬は優秀な種牡馬に多くの繁殖牝馬が集まり、多い時には一年で200頭以上の産駒が誕生する。そのため、同じ競走馬名が血統表に並ぶことも少なくなく、5代以内で同じ祖先を持つ馬がいる配合のことをインブリードと呼ぶ。インブリードは祖先が近ければ近いほど競走馬にとって生育も含めた影響が大きいと見られており、父馬の父と母馬の祖父が同じようなケースなど、余りにも祖先が近い配合は敬遠される。なお、そうした配合のことはインブリードの中でも近親交配と呼ばれている。
一方でインブリードが発生しない競走馬もおり、そうした配合のことはアウトブリードと呼ばれ、アウトブリードでは健康な馬が誕生するとされている。

なお、現代の世界中のサラブレッドは血統を遡っていくとダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークと呼ばれる1700年前後に存在したとされる3頭に集約されると言われており、この三頭はサラブレッドにおける3大始祖と呼ばれている。

系統

種牡馬は前述した通り優秀な繁殖成績を残している馬に多くの繁殖牝馬が集まる傾向があるため、優秀な種牡馬が多くの産駒を世に送り出すことになる。更にその中から優秀な繁殖成績を残す馬もおり、元となる1頭から幅広く勢力が拡大することがある。そうした馬の系統のことは〜系と呼ばれるようになり、血統においてカテゴリー化されている。ただし系統に関しては明確な定義はなく、個人によって表現には差があるものの一般的には5、6代前あたりから指すケースが多い。

なお、系統は大きく発達するものがある一方で、淘汰が進み殆ど後継馬が登場せずに廃れてしまうことがある。特に近年ではその傾向が強くなっており、例えば日本で主流となっている系統はダーレーアラビアンを起源とした競走馬になり、血統登録された競走馬のうち99%以上を占めている。

主な系統

ノーザンダンサー系(ダーレーアラビアン)
ヘイルトゥリーズン系(ダーレーアラビアン)
ミスタープロスペクター系(ダーレーアラビアン)
プリンスリーギフト系(ダーレーアラビアン)
セントサイモン系(ダーレーアラビアン)
ハイペリオン系(ダーレーアラビアン)
プリンスローズ系(ダーレーアラビアン)
トウルビヨン系(バイアリーターク)
マンノウォー系(ゴドルフィンアラビアン)

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