
インポッシブル・フーズとは
インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)はアメリカのカリフォルニアに本拠地を構える人工肉などを開発・製造している食品テック企業。
概説
インポッシブル・フーズは2011年にPatrick O. Brown、MD、Ph.Dらによって設立され、当初より肉を代替するための植物の研究を行っていた。インポッシブル・フーズは肉の持つ食感や匂い、味、栄養などを研究し2016年に最初の食品であるインポッシブル・バーガーを発売する。
インポッシブル・バーガーは世界的に健康志向が高まりつつあったこともあり、多くのレストランなどで提供・販売されることになり、現在では10000店舗以上で取り扱いがある。また2019年にはアメリカの食品当局の認可がおり、更には大手ハンバーガーチェーンであるバーガーキングにて同社の食材を利用した食品であるインポッシブル・ワッパー(Impossible Whopper)が発売されるなど、より広域に規模を拡大させている。
またインポッシブル・フーズは2019年10月時点では株式上場には至っていないが、今年の5月に3億ドルの資金調達ラウンドを実施しており、グーグルベンチャーズ、ホライゾンベンチャーズなど大手のVCも参加するなど期待値は高い。なお、同社のライバルの内の一社と見られている米ビヨンドミートは一足先にナスダックに上場を果たしており、同社のIPOも近いと見られている。
人工肉以外の商品
インポッシブル・フーズは人口肉以外にも、乳製品や魚などを代替する商品の開発にも取り組んでいる。但しこれらはいずれも2019年時点では商品化されてはいない。
会社情報
会社名 | Impossible Foods Inc. |
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設立 | 2011年7月16日 |
本社所在地 | 400 Saginaw Drive Redwood City, CA 94063 United States |
事業内容 | 植物をベースとした食材による代替肉の研究・開発・製造等 |