インストール(IT)

インストールとは

インストール(Install)は何らかのプログラム(アプリなど)を端末(パソコンやスマホ等)で使えるようにするために組み込むこと。逆に削除することはアンインストールと呼ぶ。

仕組み

通常、パソコンやスマホなど端末上でアプリケーションのような何らかのプログラムを使う(実行させる)場合、基本的にはそれらのファイル群が端末上に置いてあるだけでは実行が出来ない(一部例外あり)。そのため、そのファイル群をシステムに組み込み、動かすように設定する必要がある。この組み込んで実行可能にさせることをインストールと呼ぶ。

インストールを行うためには複雑な処理が必要になるが、現在では多くの場合において、ダウンロードして持ってきたファイル群の中にあるインストーラーと呼ばれるファイルを実行することで端末に組み込まれていく。そのためインストールの処理を一般ユーザーが意識することは殆どない。

なお、インストール時の流れとしてはインストーラーを実行すると説明などのウィザード画面が立ち上がり、その画面に沿って「はい」や「OK」などのボタンを押して対話形式でインストールを実行していくことが多い。

ちなみに混同しやすいダウンロードとの違いとして、ダウンロードはプログラムファイル群を端末まで持ってきた状態になり、インストールはその先の設定ということになる。そのため、画像や動画、あるいはエクセルファイルやワードファイルなど、パソコンに組み込む必要が無いファイルに関しては基本的にダウンロードするという言葉が使われる。

注意点としては、インストールを行うことは端末を動かすためのベースになるシステムファイルに何らかの形で影響が発生する事になり、もしインストールするアプリケーションなどにウイルスなどが存在した場合は端末の中核であるシステムファイルをウイルスに制される可能性がある。特に怪しいサイトなどから配布されたファイルなどをインストールすることはリスクがついてまわるため、アプリケーションのインストール時は配布元などをよく確認する必要がある。

こうした理由から、会社で使用するパソコンなどでは基本的に管理者が許可しないとインストールが出来ないように設定されており、気に入ったアプリを好きに端末することは出来ない。場合によっては内容を記した書類を提出し審査をした上でインストールの可否が決定するようなセキュリティ対策を取っているところも多い。

ちなみに上記の内容はWindowsおよびAndroidOS製品の話となり、macOSが使われているApple社製品の場合は基本的にアプリケーションはシステムファイルに関係がなく、プログラムをハードディスクに入れる事でインストールが完了し、削除すればアンインストールされる仕組みになっている。そのため端末の中核になるシステムファイルへのウイルスの侵入を許すというリスクは大きく減るものの、近年ではそれでも別のパターンなどで侵入を試みようとするウイルスなども存在する。通常アップル製品で動かすことが出来るアプリケーションはapp store経由で配布され、ストアへの申請時にはアップルが定めた厳格なセキュリティをクリアしなければならないため、リスクは低いが近年、インターネット環境は飛躍的に拡大しているため、仮にアップル製品だとしても怪しいアプリやウェブサイトには注意する必要がある。

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