投資

投資とは

投資(とうし)とは現在の資本財を将来においてより大きくするために支払うこと、あるいはその行為のこと。

概説

投資は幅広い対象に対して使われる言葉で、金銭に対して使う場合が多いが、設備投資や人材投資などのように金銭以外にも活用される。
また、投資は貯蓄と対にして語られることがあり、貯蓄は流動性が高く回転率が高いものであるのに対して、投資は流動性を抑えて将来のために資本を積み増していくような存在として扱われている。ただし、投資行為には資産価値の変動などにより実際に投資した金額以下の価値になる可能性がある。貯蓄においては基本的にこのリスクは無く、またすぐに引き出せるなど扱いやすさもあるため、投資にあるような資産が低減するリスクは金融機関の倒産程度になり、非常に少ない。

投資の種類

日本において行われている主な投資対象は以下の通り。

株式

株式は株主から資金を調達した際に発行される証書のことで、株主は企業がその後利益を得た際にはその一部を受け取る権利を有する。なお、株式を発行して獲得した資金は返還義務を持たず、その代わりに株主は保有比率に応じて経営に参画することが出来る。

債券

国や公共団体、あるいは企業などが資金調達を行うために投資家に対して発行する証券のこと。証券には満期が設定されており、償還日を迎えた際には投資家は支払った金額が返還される。定期的に利子が発生し、債券保有者に支払われる。

商品(コモディティー)

農作物から金・銀などの鉱物、あるいは原油などの商品を購入し、将来において価値が上昇した場合に売却し利益を得る投資行為。一般的には先物取引を行い差金決済で利益を獲得するため、現物に対して実際に投資をするというケースは稀。

不動産

不動産を購入して、その不動産の将来的な価値向上、あるいは貸し出すことによる家賃収入などを期待して投資する。地価の変動や自然災害などによるダメージ、あるいは経年劣化による価値低減などがリスクとして考えられる。

為替

アメリカドルと日本円など、二国間の通貨において変動する価格の利ざやを狙い取引する投資手法。例えば1ドル100円の時に1万円分購入し、その後1ドル110円に価格が上昇し、その時点で売却できた場合は11000円となり、1000円の儲けが発生する(厳密には手数料などが発生するためこの限りではない)。多くはレバレッジを利かせて手元資金以上の金額を動かして取引を行なうことが多い。

暗号資産(仮想通貨)

株式のようにビットコインなどを購入することによる投資行為、またはFXを利用し差金決済で利益を狙う。

オルタナティブ

株・債券以外の全ての投資を指す。不動産、コモディティ、骨董品や美術品などが含まれる

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