レイテンシー(IT)

レイテンシーとは

レイテンシー(latency)とは遅延時間を指す言葉で、主にパソコンやスマホなどの電子機器を使ってデータを要求してから実際にそのデータが返ってくるまでの時間のことを指す。

特徴

電子機器においてレイテンシーは処理速度の指標の一つとして捉えることが出来、レイテンシーが低い機器ほど性能が高いと言える。またそうした応答速度が速いレイテンシーのことを低レイテンシーと呼ぶ。
例えばインターネット通信においては自身の端末からデータをリクエストし、それに対して返されたデータを閲覧することが主流な使い方となっており、そのデータをリクエストして(リンクをクリックするなど)から、データが返されるまでの一連の時間のことをラウンドトリップタイムとも呼ばれる。

レイテンシーは主にms(ミリ秒)で表現され、リアルタイム処理を要求されるサービスにおいてはミリ秒の反応により操作性が全く異なるものになるため、サービスを提供する事業者などはこの数値を重要視している。
また、レイテンシーは常に一定の数値が担保されるわけではなく、特にインターネットなど無数の因子が関連するものに関しては同じ端末においても大きく変化する事がある。

なお、レイテンシーに似た言葉としてスループットという指標があるが、こちらは転送データの量などの指標になっている。

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