M1シリーズ(SoC)

M1シリーズとは

M1シリーズはAppleが開発したSoCのラインナップで、Mac製品に使用されている。

概説

M1シリーズはもともと2010年頃より開発が進められており、その当時、使われる命令セットを設計するためにARMと提携している。
iPhoneやiPad、Apple Watchなどにも活用されているチップの内容をフィードバックし開発された。

最初の製品としてはMacBook Air、13インチのMacBook ProとMac miniに採用されており、2021年にはiMacやiPad Proにも採用された。なおMacの製品は2年をかけて順次intel製のcpuからM1シリーズのチップへ切り替わっていく予定。

次世代のSoCとして2021年10月にM1 ProとM1 MAXが発表された。

性能

M1はファイヤーストームと呼ばれる処理能力が高いCPUとアイス・ストームと呼ばれる効率化に優れた4つのCPUを持つ。GPUに関しては8つと7つのバージョンがあり、いずれも処理速度に優れ電力効率も高い。またNeural Engineも活用されておりニューラルネットワークハードウェアが搭載されている。そのほかではイメージシグナルプロセッサやNVMeストレージコントローラー等も含まれている。また160億個ものトランジスタを有するチップとなり、処理速度などを大幅に向上させながら一方で消費電力は1世代前のMacよりも最大で2倍長く持続するとのこと。

M1 ProはM1をベースとして最大10個のCPU、最大16個のGPUを搭載している。

M1 MAXは最大10個のCPUはProと変わらないが、GPUは最大最大32個になっている。

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