
MACDとは
MACD(Moving Average Convergence Divergence)は短期と長期の移動平均線を用いて売買判断をするためのチャート分析における指標の一つ
概説
MACDはジェラルド・アペル氏が1960年代に考案して以降多くのトレーダーが用いる人気の指標となっている。MACDは後述する通り直近のデータをより重視するため、トレンドなどを図りやすく、特にデッドクロス・ゴールデンクロスの判断などに用いられる事が多い。株やFX、コモディティや暗号資産まで金融商品全般で用いられている。
MACDの見方・使い方
MACDは短期と長期、2つの異なる時間軸の移動平均線を用いる。用いる移動平均線は単純移動平均線とは異なり指数平滑移動平均と呼ばれ、単純移動平均が終値を単純に回数で割り表現するのに比べ、指数平滑移動平均では最後の終値を二倍とし割る数値に1を加える。
そのため最後の期間の終値がより強調される事になり、より現在のデータに重きを置くことが出来るのが特徴。
MACDはこの指数平滑移動平均を短期の平均から長期の平均を引いた数値で表している。
これらMACDの数値を単純に平均化したものはMACDシグナルと呼ばれ、MACDの線と合わして活用される。