蜃気楼

蜃気楼とは

蜃気楼(しんきろう)は大気中の温度の変化など気象条件により光線が直線ではなく屈折して届く現象のこと。光が届く際に濃い密度の空気の方に流れる性質があることからこの現象が起こる。

特徴

蜃気楼は景色の上側が屈折する上位蜃気楼と下側が屈折する下位蜃気楼に大別される。

上位蜃気楼は空気の上部が温度が高く下部が低い場合に見られ、遠方の景色は上方に虚像が映し出される。下位蜃気楼の発生条件は上位蜃気楼とは逆になり、見える虚像が通常の景色が鏡で反射しているように見える。

なお、下位蜃気楼に関しては直線道路で逃げ水現象をはじめ、多くの場所で観察することが出来るが、上位蜃気楼に関しては気象条件が限られることもあり、限られた場所でしか確認されていない。

その他蜃気楼にはヒートヘイズと呼ばれる空気が高熱を帯びることによってゆらめく現象や景色の側面方向に屈折した現象も見られている。

空気中の温度差によって生み出される現象ということから海など、水平線上で多く確認が出来ることから、対岸の建物が伸びて見えたり、太陽が変形して見えるような事象もみられている。

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