「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群とは

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は福岡県宗像市・福津市にあり、2017年7月にポーランド共和国のクラクフで開催された、第41回世界遺産委員会にてユネスコ世界文化遺産に登録された。

概説

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群とは、『沖ノ島(※宗像大社沖津宮)』、『新原奴山古墳群』、『宗像大社中津宮』、『宗像大社辺津宮』、『宗像大社沖津宮遙拝所』のことである。
沖ノ島は、島全体が沖津宮の境内に指定されている神聖な場所であり、4世紀~9世紀もの間ほぼ手つかずの状態であった。その理由は、『神宿る島』として信仰の対象の島となり、島へ立ち入ることに制限かけられていたためである。長い間守り続けられた沖ノ島は、現在も当時のままの状態である。

また、発掘調査によると、約8万点もの神宝が発見されて、全ての神宝が国宝に指定されている。そして沖ノ島全体がご神体であり、信仰の対象であることから、厳しい『禁忌』がある。『不言様』という沖ノ島で見たり聞いたりしたことは、絶対に口外してはいけないことや、一木一草一石たりとも島から持ち出してはいけないこと、四本足の動物を食べてはいけないこと、『禊』という全裸で海の中に入り穢れを払わなければ島に上陸してはならないことなど、厳しい掟を守らなければいけない。

そして『女人禁制』という制度があり、島に女性が入ることを禁止されている。理由は、沖ノ島の神である『田心姫神』が、島に来た女性に嫉妬をしてしまうことを避けるためである。その為男性は、毎年5月27日に開催される『宗像大社沖津宮現地大祭』の一日のみ、入ることが許されていた。宗像大社沖津宮現地大祭は、1905年に日露戦争の日本海海戦が沖ノ島近海で勃発し、日本が勝利したことを記念して始まったお祭りである。戦前までは、本土である宗像大社で実施されていたが、戦後の1958年以降は、海戦が行われた沖ノ島でお祭りをするようになった。男性の中でも島に入ることができるのは抽選で選ばれた200人だけであった。

しかし2017年以降は、沖ノ島に一般人が入ることはできなくなった為、男性の立ち入りも禁止となった。世界遺産に選ばれたことにより、島の保全管理や違法上陸を避けるための対策などが理由に挙げられる。沖ノ島に入ることはできないが、福岡市宗像市の離島、大島にある『宗像大社沖津宮遙拝所』から見ることが可能である。

アクセス(沖ノ島)

※一般人立ち入り不可

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