ナゴヤドームとは
ナゴヤドームは1997年にオープンしたドーム型球場で愛知県名古屋市東区大幸南一丁目にある。プロ野球チームである中日ドラゴンズが本拠地として使用しており野球の専用球場になっている。管理は株式会社ナゴヤドームによって行われており、同社はもともとナゴヤ球場を管理していた株式会社ナゴヤ球場が1997年に社名を変更して誕生している。
概説
ナゴヤドームは1994年に建設が着工され、そのおよそ2年半後の1997年2月に完成し完成翌月の3月12日に竣工式が行われた。なお、名称は中日ドラゴンズがそれまで使用していたナゴヤ球場を引き継ぎカタカナでナゴヤを表現している。敷地内の面積は104,447平方メートルで野球の試合を中心にコンサートや各種イベントが行われており、中部地方を代表する大型施設として稼働している。
ナゴヤドームの特徴
ナゴヤドームは両翼が100m、中堅が122m、とドーム球場としては平均的なサイズの球場だが、外野フェンスが4.8mと高くホームランが出にくい球場とされる。
施設としてのナゴヤドームの特徴の1つとして、ドームの屋根部分は自然光を取り入れることができるように屋根中央が二重ガラスとなっていることが挙げられる。またスカイロールを閉じれば暗転も可能な設計となっており、スカイロールは複数のパターンで開閉が可能となっている。
またドーム内に設置された106ビジョンと呼ばれる大型ビジョンがある。このビジョンはセンター側に3面合計の全長(横)が106.56mの長さで設置されており、鮮やかな映像が映し出されるため非常に迫力がある。
他では球場内で試合がされている人工芝は天然芝に近い最新の人工芝が導入されており見た目も美しくなっている。ちなみに展示会やコンサートで使用される際は人工芝を巻き取り使用している。
さらにナゴヤドームは環境にも配慮しており、雨水管理システムを導入し雑用水のうちおよそ43パーセントは雨水が使用されている。ドームの屋根部分とドライエリアに降る雨水は地下にある雨水貯蔵槽に貯められる仕組みとなっており、そこからろ過装置を通してナゴヤドーム内のトイレの洗浄水や植栽の散水などに利用されている。他では屋根の部分にドーム型野球場では世界初となる太陽光発電設備を備えている。
施設情報
正式名称 | 名古屋ドーム |
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住所 | 愛知県名古屋市東区大幸南1-1-1 |
アクセス | 地下鉄ゆとりーとラインナゴヤドーム前矢田駅徒歩5分 JR・名鉄大曽根駅徒歩15分 |
収容人数 | 36,627人 |