奈良県とは
奈良県(ならけん)は日本の近畿地方にある都道府県の一つで、世界文化遺産にも指定されている古都奈良の文化財の施設など歴史的な文化財を多く有している。
概説
奈良県は2020年6月1日時点でおよそ132万人が住んでおり、県北部に位置する奈良市を中心に文化財、企業、学校、繁華街等が存在している。
奈良県はまた、周囲を大阪府、京都府、和歌山県、三重県に囲まれており、各地域からの路線も多く往来している。エリアとしては南北に伸びており、地域区分としては、以下の通り。
北和地域:奈良市、生駒市、大和郡山市、天理市、山辺郡山添村、生駒郡安堵町
中和地域:大和高田市、橿原市、桜井市、御所市、香芝市、葛城市、北葛城郡広陵町、磯城郡、高市郡
西和地域:生駒郡平群町、生駒郡三郷町、生駒郡斑鳩町、生駒郡安堵町、北葛城郡上牧町、北葛城郡王寺町、北葛城郡河合町
宇陀地域:宇陀市、宇陀郡
南和地域:橿原市、御所市、五條市、高市郡、吉野郡
歴史
奈良県が誕生したのは1868年5月19日になるが、当時は政情的にも混乱していた時期でもあり、7月29日には奈良府と名称が変更される。その後翌年には再び奈良県という名称に戻り、1871年の廃藩置県により1971年11月22日に奈良県が正式に成立する。ただし、その後1876年4月18日は堺県(現大阪)と合併され、その堺県も1881年に大阪に合併されることになる。その後1887年に地租軽減要求をきっかけとして奈良県の再設置運動が盛り上がり、11月4日に奈良県の設置に関する勅令が出され、12月1日に再び奈良県が誕生している。
奈良県は長い歴史を持ち、また各地に貴重な文化財を有していることから観光業が栄えており、特に近年では海外からのインバウンド需要もあり多くの観光客が訪れるようになっている。ただし、昭和の高度経済成長以降は観光地としてだけではなく、大阪などへ通勤するためのベッドタウンとしても機能し、沿線沿いには多くの住宅が建設され、人口も大きく増加している。
見どころ・観光名所
奈良県の主な観光名所は以下の通り
奈良公園(奈良市)
東大寺(奈良市)
春日山原始林(奈良市)
平城宮跡 (奈良市)
興福寺(奈良市)
春日大社(奈良市)
元興寺(奈良市)
薬師寺(奈良市)
唐招提寺(奈良市)
若草山(奈良市)
法隆寺(斑鳩町)
大神神社(桜井市)
谷瀬の吊り橋(十津川村)
みたらい渓谷(天川村)
吉野山(吉野町)
室生山上公園芸術の森(宇陀市)
信貴山(平群町)
曽爾高原(曽爾村)
他
市区町村
奈良県を構成する市区町村は以下の通り(2020年7月時点)
奈良市
大和高田市
大和郡山市
天理市
橿原市
桜井市
五條市
御所市
生駒市
香芝市
葛城市
宇陀市
山添村
平群町
三郷町
斑鳩町
安堵町
川西町
三宅町
田原本町
曽爾村
御杖村
高取町
明日香村
上牧町
王寺町
広陵町
河合町
吉野町
大淀町
下市町
黒滝村
天川村
野迫川村
十津川村
下北山村
上北山村
川上村
東吉野村
主なデータ
総人口:132万5639人(2020年6月1日時点)
人口の多い市町村:奈良市・35万3494人(2020年6月1日時点)
人口密度:363人/1k㎡(2018年)
平均気温:16.2度(2018年:奈良市)
他