国債(金融)

国債とは

国債(こくさい)は国が発行する債券のこと。購入すると国が設定した金利を受け取れ、満期になった際に元本が償還される仕組み。

概説

国債は元本や利子を国家が保証するため安全性が高い金融商品とされる。利付国債と呼ばれる半年に一度利子の支払いが受けられる国債や割引国債と呼ばれる満期分までの利子が発行時に割り引かれた国債がある。
利付国債の場合、購入後は個人向け国債の場合、発行から1年経過後、口座を開設している機関にて換金が可能で譲渡や相続も可能である。
なお、名義人が亡くなった場合等は1年未満でも中途換金が可能な場合がある。

税金

国債の利子に関しては受取る際に20.315%分の税金が差し引かれる、但し遺族年金を受ける妻や身体障害者手帳が交付されている人など、一部非課税とする対象者もいる。また譲渡益や償還益にかかる税金に関しても利子同様に20.315%の税金が発生する。
日本の証券会社を通して支払いを受ける外国の債券に関しては当該国で源泉徴収が行われ、合計額が20.315%を上限として国内分の源泉徴収が行われる。

注意点

国債の注意点としては主に国家財政破綻のリスクと為替差益のリスクが挙げられる。国家財政が破綻してしまう、またはそうした危機的な状況に陥った場合は当初想定していた利回りが実現しない可能性がある。また為替による変動があり、為替が大幅に変動した場合、利子よりも評価額が下回ってしまうという事もあり得る。但し逆に大きく差益が発生した場合は為替差益に加えて利子収入も発生するため大きな利益となる。
また、満期を迎える前に解約しようとする場合手数料が発生するため、その点も注意が必要になる。

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