ニコンとは
株式会社ニコン(Nikon)は日本の光学機器を扱うメーカーで、主にカメラや顕微鏡などのレンズを扱う器具や機械の製造を行なっている。なお設立に関して三菱財閥が関わっており、ニコンは三菱グループの一員である。本社は東京都港区に構えている。
概説
ニコンは1917年に三菱財閥の総裁であった岩崎小彌太の出資により望遠鏡や双眼鏡の製造を目的として前身となる日本光学工業が設立された。ちなみにニコンという名称は1946年に自社製品のカメラの名前に採用されたのが初出であり、1988年に社名が現行のものとなった。
創業の翌年に大井第一工場が完成し工学ガラスの製造に着手し、その後双眼鏡や顕微鏡などを開発させ現在まで続くレンズNIKKORは1932年に商標登録された。戦後は1946年に小型カメラの製造を皮切りにレンズや顕微鏡などの売上を通じて企業が大きく成長し、日本屈指の光学機器メーカーとなった。
なお、かつては売り上げの多くの割合がカメラ事業によるものであったが、近年はスマートフォンの影響もあってか、半導体製造装置などの精機部門やヘルスケア、産業機器部門などに売り上げの軸が移りつつある。
カメラは1眼レフやコンパクトデジタルカメラ、ミラーレスカメラなどを製造しており、レンズやアクセサリーなども多く手がけており、知名度などを含めてもカメラ業界の中でもトップクラスに位置する企業の一つである。
また天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡なども作っており、天体望遠鏡は天文台向けの大型の天体望遠鏡も製造している。半導体製造装置に関しては日本の中でも早期から製品化に着手しており、海外でも一定のシェアがある。医療部門ではニコンの光学技術を活かした顕微鏡やレーザーなどを活かした製品を開発・販売しており、更には2018年に株式会社ニコンヘルスケアジャパンの営業を開始するなど近年では医療・ヘルスケア部門への強化を図っている。
なおニコンは海外での売り上げが非常に多く、ニコンの売り上げの8割以上が海外によるものである。
展開する主なサービス
映像事業
精機事業
ヘルスケア事業
産業機器・その他
会社情報
会社名 | 株式会社ニコン |
---|---|
設立 | 1917年7月25日 |
本社所在地 | 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟 |
事業内容 | 光学機械器具の製造・販売、他 |