折り合い(競馬)

折り合いとは

折り合い(おりあい)とは競馬における騎手が競走馬をコントロールすることを指す言葉で、騎手と馬の息が合っている状態を折り合いがつく(ついている)と言われ、逆に息が合っていない場合は折り合いを欠くまたは折り合いがつかないなどと言われる。

概説

競馬において折り合いはレース中またはレース前に無駄に体力を消耗させないために重要な要素で、折り合いがつかない場合は、騎手と馬が喧嘩をしたような形となり、レース中で馬が首を高く上げて騎手の制御に対して馬が反抗しているような格好になる。この場合、精神的にも肉体的にも不要なストレスが生じてしまい、レースにおいて余分な体力を使ってしまうことで、最後の踏ん張りが効かなくなるケースがある。また馬体に対しても余計な負担を掛けることにも繋がってしまう。

また、レース前などにおいても騎手の言うことを効かずに走ってしまうことで、体力が消耗しまたテンションが上がってしまうことで、レースにおけるスタートにも影響を及ぼしかねない状態になる。そのため、気性が荒い馬は矯正馬具を装着させてレースに集中させるか、余りにも酷い場合は去勢を行なうこともある。

折り合いは中長距離のレースで特にスローペースになった場合において重要とされ、道中に余計な体力を使わないように走ることで最後のラストスパート時に力を最大に発揮させる。一方で、折り合いがついている状態を気合が足りないと表現されるケースもあり、特に短距離戦などはスタートからゴールまで折り合いを気にしている場合ではなく、とにかく前へ進む推進力が必要となるため、折り合っている状態、騎手に従順な様子をむしろ元気が無いと見る向きもある。

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