PER(株価収益率)

PERとは

PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)は対象となる株の価格が割高か割安か測るための指標のことで、投資判断を行う際に参考として利用される事が多い。他ではセクター別にPERを見ることで業種別の景況判断をすることもある。

特徴

PERは数値が高いと割高で、安いと割安というように判断する。見方としては様々な見解があるが、例えば東証全体の単純PERは18.8(2020年7月調査時点)になり、極めて単純に言ってしまえば18.8を基準として下回れば割安、上回れば割高というように言える。またセクター別に見た際にPERにバラつきがある場合は、そうした数値を勘案して投資判断にすることもある。なお、PERを算出するには株価を1株当たりの当期純利益(EPS)で割る。例えば100円の株があり、1株当たりの当期純利益が10円の場合、100÷10で10倍となる。

1株当たりの当期純利益(EPS)

EPSの算出方法は全収益から様々な費用を差し引いた額を全発行済み株式数で割って算出する。なお、発行済み株式に関して言えば、自社株を除く株式で計算するケースが多い。

例えば100万円の利益があり、税金などで50万かかる場合は、100万から50万を引いた金額である50万÷発行済み全株式数、となる。

株式数が1万株だとすると50万÷1万=50円がEPSになる。

PERの考え方

PERは明確な買いや売りの基準がある訳ではなく、あくまでも他の株式との比較や市場全体と対比するなど、相対的な見方をするための指標になる。

免責事項

用語集ドットコムでは記事の内容が正確であるように努めておりますが、掲載されている情報はその内容を保障するものではありません。そのため当サイトの情報やその利用によって発生する損害・損失に対しては一切の責任を負いかねます。また、利用に際してはこの免責事項に同意するものとみなしますのでご理解ください。

コメントを残す