PWAとは
PWA(Progressive Web Apps)とはウェブサイトをアプリのように動作させるサイト・ページの仕様のこと。ウェブとアプリの両方の特性を併せ持ち、企業などのウェブサイトでも普及が進んでいる。
概説
PWAはそれまでのネイティブアプリの特徴を持ったサイトをサーバ側で用意する事で、アプリを作成せずとも似たコンテンツを利用出来るようになる。
またPWAではユーザーは端末にアプリのインストールをする必要がないため、ユーザーライクなサイト(アプリ)でもある。またネイティブアプリの場合は広く周知・普及させるためにGooglePlayやApp Storeへの登録・および審査が必要になるが、PWAの場合はその手続きが不要になる。更に言えばPWAは実質的にはウェブサイトであるためiOSやAndroid用にアプリをそれぞれ開発するといった手間も不要になる。またウェブサイトのため通常の検索結果等からの流入が期待できる。
これらのメリットから多くのサービスで導入が進んでおり、TwitterやInstagram、日本で言えば日経電子版やSUUMOなどは既にPWAを導入している。
PWAの主な特徴
PWA仕様のウェブサイトは以下のような特徴がある
・アプリに似た画面設計、操作感
・表示速度の高速化
・オフラインで利用が可能
・プッシュ通知
・スマホのホーム画面に表示される
・ユーザーはインストールが不要
等
PWAの課題
PWAは上記のような特徴を持つが、一方でiOSが上記機能の多くをサポートしていないことやネイティブアプリの独立しているゆえの機能・拡張性の高さに匹敵するレベルには達していないことなどが課題として挙げられている。
とりわけiOSではホーム画面に追加されることや、プッシュ機能がフォローされておらず、iOSのシェアが大きい日本などでは広く普及するまでのハードルは高い。