ROEとは
ROE(Return On Equity)とは自己資本利益率を意味する用語で、自己資本からどこまで利益を上げる事が出来ているかを測るための指標のこと。ROEが高い会社は自己資本を効率よく使い稼いでいる会社と言う事が言え将来の成長予測などを測る上でも重要になる。
概説
ROEは株主から集めた資金を元手にどこまで利益を上げたかを以下の計算式で算出する
ROE=当期純利益÷自己資本
この数値が低ければ低いほど優秀な成績となるが、成長と共に数値は低くなりづらくなるため、ベンチャー企業などは大きく出るが大企業はそうはならない。
但し、ROEは単年でも大きな値になってしまうため短期で見るべきではなく、複数年に渡り高いアベレージで出るかを見るのが一般的。また投資判断の際は今後もその見込みがあるかも判断材料となる。
なおROEの目安としては10%~20%程度が優良企業であると見なされる事が一般的。ただし、ROEは会社を評価・分析する際に参考にする指標の一つであるため、固執せずに評価方法の一つとして見る事が良いとされる。