サイゼリヤ(飲食店)

サイゼリヤとは

サイゼリヤは埼玉県吉川市に本社を構える株式会社サイゼリヤが運営するイタリア料理のレストランチェーン。低価格のメニューの豊富さから学生を中心に人気を集めている。

概説

サイゼリヤは元々1968年に千葉県市川市にあったレストランである「サイゼリヤ」を現会長が譲り受けて誕生したレストランで当初は洋食屋であった。ただし、サイゼリヤは現会長の元でイタリア料理専門店として展開するも、客足が芳しくなかった。そのため打開策として70%もの割引価格を設定するなど思い切った低価格設定を行ったところ人気店になった。

その後、1973年に組織を法人化し、株式会社マリアーヌ商会を設立。サイゼリヤをチェーン展開し千葉県を中心に出店を行ったのち、その勢いのまま全国へ展開していく。2013年11月には国内で1000店舗を達成し、2019年現在では国内外の店舗数は1500店舗を超えるまでに成長した。
ちなみにサイゼリヤの出店方法としては、特定地域に集中的に出店するドミナント戦略を取っている。なお、サイゼリヤは首都圏を中心とした展開を行っているため、一部地域での出店が少なく、正確には全国チェーン店ではない。

また前述した通り、現在では日本に止まらず、北京、上海、広州、香港、台湾、シンガポール、オーストラリアなどにも子会社を構え現地でも店舗展開を行なっている。

サイゼリヤの特徴

サイゼリヤは特徴としては、低価格帯のレストランでありながらも、ワインを始めとしたアルコールのメニューが豊富であることが挙げられる。また、低価格ではあるものの質の良さから、アルコールを楽しむために入店する人も多く、他のレストランチェーンとの大きな差別化となっている。また揚げ物は手間がかかるため行わないといった経営スタイルも特徴的。

また、店舗にはルネサンス期の絵画や調度品が多く採用されており、こちらも低価格帯のお店というイメージではなく豪奢な内装があるお店としてセッティングされている。
その他では、2019年の消費税増税時に話題となったのが、キャッシュレス決済の導入の見送りが挙げられ、一部店舗ではクレジットカードや電子マネーに対応しているが、現金決済にこだわる姿勢を貫いていた。ただし、その後2020年になり新型コロナウイルス(COVID-19)の流行および社会環境の変化に伴いキャッシュレス決済の導入を発表し、現在では利用することが可能となっている。

サイゼリヤはおいしさの定義を味がない(少ない)ものとしており、シンプルかつ飽きがこない料理を提供している。また、価格設定に関してもリーズナブルな値段にすることにポリシーをもち決定している。

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