シャドーロール(競馬)

シャドーロールとは

シャドーロール(shadow roll)とは競走馬の鼻面に括り付ける矯正用の馬具。馬を制御するための頭絡に合わせて装着する。

概説

シャドーロールは競走馬が走る際の姿勢を矯正することを目的とした馬具で、主に頭が高い馬の姿勢を正すことや影に驚かないようにする、足元を気にしないようにするといった効果も期待されている。日本においては三冠馬になったナリタブライアンが装着していたことで一躍有名になり、以後多くの競走馬に使用されるようになっている。他では牝馬の三冠を制したアパパネや直近では同じく牝馬三冠を達成したアーモンドアイもシャドーロールを着用している。

一般的に頭が高く走る馬は首を上手く使えていないと見られており、体全体を使って走れておらず能力を最大限に発揮しきれていないとされる。そのため、馬が頭を下げて走るようにするために考案された馬具がシャドーロールになる。
シャドーロールを着用すると馬は足元が見えづらくなるため、より首を下げて確認しようとする。これにより走る際に下を見ようとする結果首が下がり姿勢が良くなると言うもの。
ただし効果に関してはあると言う意見がある一方で、もともと首が高い走り方はその馬の身体的に理に適った走り方になっているため、矯正してどうにかなるものではないという考えもある。

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