サイレンススズカ

サイレンススズカとは

サイレンススズカ(Silence Suzuka)は1994年5月1日に北海道の稲原牧場で生まれた日本の競走馬。激しい気性から極端なレースを好み、大逃げというスタイルの戦法でGIを勝利した。通産のGI勝利数こそ宝塚記念の1つのみだが、ド派手な勝ちっぷりから競馬ファンに愛され、まさに記録より記憶に残る馬という言葉がピッタリ当てはまる。通算成績は16戦9勝。

競走馬としてのサイレンススズカ

サイレンススズカは1994年5月1日に北海道沙流郡平取町にある稲原牧場で誕生した。なお、誕生に際しては当初、母親のワキアにはバイアモンが種付けされたものの受胎せず、代役としてトニービンにしようとしたところ空きが無く、そのためその時に空いていたサンデーサイレンスが種付けされた。
誕生したサイレンススズカは順調に成長し栗東の橋田厩舎に入厩する。

サイレンススズカは1996年の11月に入厩したものの、デビューは遅れ3歳(旧馬齢、以後同じ)時はデビューが出来ず、明けて4歳の2月にデビュー戦を迎えた。直前の調教で抜群の動きを見せていたこともあり、人気を集めるがレースにおいてもスタートからゴールまで終始馬なりで大楽勝し、その一戦だけでクラシック候補が誕生したと話題になった。陣営は二戦目にGⅡの弥生賞を選択し出走させるが、サイレンススズカはレース直前のゲート内で暴れて騎手を振り落としゲートを下から潜って出てしまう。結局、このレースではそうした精神面の幼さが影響したのか、スタートで大きく出遅れてしまいレースにならず敗退してしまう。この結果により陣営は目標をダービーに切り替えることにする。

スタートに不安を見せたサイレンススズカだが、陣営の立て直しもあり、続く500万下、プリンシパルSと連勝を果たしなんとか日本ダービーに出走を果たす。ただし本番では距離が影響したのか9着に終わってしまう。

夏を休養に充てて秋を迎えたサイレンススズカだったが、秋初戦の神戸新聞杯ではマチカネフクキタルの強襲に遭い2着、以降も天皇賞秋、マイルCSと敗退し年末に香港で行われた香港Cに出走するも5着となり、秋は結局1勝も出来なかった。続く5歳シーズンは大きなレースからではなくオープンレースのバレンタインSから始動しそれまで中段からレースを進めることもあった同馬だが、思い切って逃げた所、後続を全く寄せ付けず大楽勝。以後はこのスタイルでレースを進める事になる。

サイレンススズカは続く、中山記念、小倉大賞典、金鯱賞をいずれも楽勝することになるが、特に金鯱賞はスタートから大きく後続を離しそのまま押し切る形で重賞競争でありながら2着に1.8秒もの大差をつける衝撃的な勝利を果たす。続く宝塚記念では最後ステイゴールドに詰められるも何とか凌ぎ切って優勝、晴れてG1馬となる。

夏を休養に充てたのち、秋初戦に選んだのは毎日王冠でこのレースには当時評判になっていたグラスワンダーやエルコンドルパサーといった4歳馬が出走して来るも、直線で他の馬をさらに突き放すレースぶりを見せて圧勝。次戦の天皇賞秋も絶対的な存在になることが間違い無い状況であった。

迎えた天皇賞秋では断然の1番人気を背負いスタートから大逃げを敢行しスタンドを沸かせる。そのまま大楽勝かと思われた矢先に3コーナー付近で故障を発生してしまう。この出来事により場内は騒然となった。その後、同馬は左前脚の粉砕骨折の診断が下り予後不良として、安楽死処分となった。

サイレンススズカの血統

サンデーサイレンス ヘイロー
ウィッシングウェル
ワキア ミスワキ
ラスカルラスカル

サイレンススズカの競走馬成績

レース名 着順
4歳新馬 1着(上村洋行)
弥生賞(G2) 8着(上村洋行)
4歳500万下 1着(上村洋行)
プリンシパルS 1着(上村洋行)
東京優駿(G1) 9着(上村洋行)
神戸新聞杯(G2) 2着(上村洋行)
天皇賞(秋)(G1) 6着(河内洋)
マイルCS(G1) 15着(河内洋)
香港国際C(G1) 5着(武豊)
バレンタインS 1着(武豊)
中山記念(G2) 1着(武豊)
小倉大賞典(G3) 1着(武豊)
金鯱賞(G2) 1着(武豊)
宝塚記念(G1) 1着(南井克巳)
毎日王冠(G2) 1着(武豊)
天皇賞(秋)(G1) 競争中止(武豊)

競走馬情報

生年月日 1994年5月1日
性別 牡馬
毛色 栗毛
通算成績 16戦9勝
主な勝ち鞍 宝塚記念
所属厩舎 橋田満(栗東)
生産者 稲原牧場
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