Slack(ITサービス)

Slackとは

Slack(スラック)はアメリカのIT会社Slack Technologiesが開発・運営している多人数によるチームなどで活用できるコミュニティチャットツール。2021年に同じくIT企業であるセールスフォースドットコム社に買収され、NY証券取引所への上場は廃止になっている。

概説

Slackではグループや、1対1でのチャットや音声通話を利用することが可能で、デスクトップ・スマートフォンのどちらでもアプリケーションがリリースされている。またGoogleドキュメントやドロップボックスのような他の媒体の他のアカウントと連携することも可能となっている。
料金に関してはSlackは基本的に無料で利用できるフリープランがあるが、有料版として中小企業向けのスタンダード、プラスプランから大企業向けのエンタープライズ版のプランなどがある。ちなみに無料版のプランで開始し、制限に達すると有料プランへの切り替え案内メッセージが表示されるため、無料プランで開始、使えると感じた段階で有料に切り替える人も多い。

Slackはメールに代わるツールというキーワードを標榜しており、埋もれやすく見落としがちなメールではなく、Slackによってシンプルで効率的な働き方を目指している。

機能・特徴

Slackではまずワークスペースというカテゴリーに分けられ、さらにその中で複数のチャットに参加する。また個別にダイレクトメールを送ったりすることも可能。チャットの名称は#が先頭についた形で表現されており、ワークスペースに招待された人全員が参加できるパブリックチャンネルと特定の人のみ参加できるプライベートチャンネルに分けられる。会社を跨いだ連絡には専用のワークスペースを立ち上げ、そこで連絡を取り合い、社内は別のワークスペースで行うという運用が一般的な手法になる。

Slackはまた以下のようなプランがありそれぞれ利用することが出来る(料金は2020年4月時点)

フリー版(無料)

チームの直近メッセージ10000件にアクセス可能
Googleドライブ、Office365などのアプリ10個との統合
チームメンバー同士での1対1の音声通話・ビデオ通話が可能

スタンダード(月額850円)

チームの直近メッセージ10000件にアクセス可能
社内のメッセージ履歴の背景情報すべてを常に手元で活用
他アプリとの統合機能の無制限利用
チームメンバー同士での1対1の音声通話・ビデオ通話、最大15人までのグループ音声通話、対面型のグループビデオ通話
外部の組織・人とのSlack内でのやり取り

プラス(月額1,600円)

社内のメッセージ履歴の全背景情報の活用
他アプリとの統合機能の無制限利用
チームメンバー同士での1対1の音声通話・ビデオ通話、最大15人までのグループ音声通話、対面型のグループビデオ通話
外部の組織・人とのSlack内でのやり取り
SSOによるID管理OneLogin、Okta、Ping、アクティブディレクトリの同期
全メッセージの Corporate Export (コーポレートエクスポート)
年中無休、24時間体制のサポート

エンタープライズ・グリッド(応相談)

社内のメッセージ履歴の全背景情報の活用
他アプリとの統合機能の無制限利用
チームメンバー同士での1対1の音声通話・ビデオ通話、最大15人までのグループ音声通話、対面型のグループビデオ通話
外部の組織・人とのSlack内でのやり取り
SSOによるID管理OneLogin、Okta、Ping、アクティブディレクトリの同期
全メッセージの Corporate Export (コーポレートエクスポート)
Enterprise Key Management、HIPAAサポート
最大50万人のユーザーとの対応
一元管理とカスタマイズが可能なポリシー
専任のアカウント・カスタマーサクセスチームのサポート

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