SNS

SNSとは

SNS(エスエヌエス)とはSocial Networking Serviceの頭文字を取った略語で、オンライン上で人とネットワークを構築できるサービスの総称を表す。一般的にはFacebookやTwitterなどのサービスを指すことが多いが、広義としては自身のアカウントを持ち、そのアカウントが他のアカウントと繋がりを持てるサービスであればSNSだと捉える人もいる。そのためYouTubeのような動画共有サービスもSNSと見られることもある。またnoteなどのブログメディアやLINEのようなコミュニティチャットツールとしての側面が強いサービスも、社会的なネットワークが構築できるという点ではSNSとも言える。

上記のように言葉の意味が変化している背景としては、元々各サービスは何らかの機能に特化したものとしてスタートしたが、利用者を増やすために他者とのつながりを持てる機能を付与するケースが多くみられ、結果的にSNS的な媒体に近づいていくというケースが考えられる。なお海外ではSNSと言う呼び名は一般的ではなく、Social Media(ソーシャルメディア)という表現が使われる事が多い。

概説

SNSのような概念は元々インターネットが普及していく過程の黎明期より少なからず存在していたが、2000年代に入りコンピューター端末が一般に普及するに連れ影響力を拡大した。SNSの走りである米国では2003年にMyspaceやLinkedInが火を付け、翌年2004年にFacebookが開始されるとその勢いは加速した。日本においては同年にmixiがスタートし、その後ジワジワと人気を拡大させていき、2010年には登録者ユーザー数が2000万を超えるまでに成長した。

当時はFacebookが個人的な出来事を共有するプラットフォームになる一方で、例えばFlickrは写真の共有をTwitterはリアルタイムの出来事をYouTubeは動画を、といった具合に、よりコミュニティを重視したSNSも登場していき、Instagramなどの後発サービスもよりテーマを鮮明に打ち出して成長していく。

2010年代にはスマートフォンが普及するにつれて、よりウェブサービスおよびSNSが一般化したため、それぞれのSNSにおいて人気を集めるアカウントはインフルエンサーと呼ばれるようになり、現在では彼・彼女らは大きな影響力を持つようになった。

SNSの影響力が増す一方で、その大きさゆえに、プラットフォームを利用した犯罪行為なども増加し、SNSを発端とした事件や問題が発生する度にしばしば問題視される。また、自然災害時などでは真偽不明な情報などが拡散され、混乱をきたす事があるなど、多くの人が対象となり、現実の生活に悪影響が波及する事がある。こういった問題に対しては各サービスが対応策を実施しているが、その隙間を縫うように新たな手法が編み出されることがままあり、イタチごっこになっている。

収益源

SNSを提供する各社はプラットフォームを無料で使わせる代わりに運営を行うための費用として、広告を主な収益源としている。また近年ではYouTubeのようにユーザーが課金を行うことで広告を非掲載にするなど付加価値を設けて収益化を図る媒体も増加している。この広告に関しては誰でもどんな内容でも広告が配信出来るわけではなく、審査が行われ、認められた場合に広告を配信することが出来る。なお、この広告は企業や法人だけではなく、個人でも実施することが出来る媒体が多い。

代表的なSNS

代表的なSNSサービスとしては以下の通り
Youtube
Facebook
Twitter
Instagram
TikTok
Ameba
GREE
LINE
LinkedIn
mixi
Mobage
Myspace
Pinterest
Snapchat
Tumblr
WeChat

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