ソーシャルディスタンシング

ソーシャルディスタンシングとは

ソーシャルディスタンシング(social distancing)は人の動きに制限を加えることで、人同士が接触しないように働きかけ感染症を拡大させないようにする取り組みのこと。

特徴

ソーシャルディスタンシングは主に飛沫感染などが起こりうる感染症の場合に有効に働く。例えば学校施設やイベント施設(あるいは職場)など多くの人々が集う場所に制限を加えることで、感染症を罹患している人(発症・未発症問わず)から他者への距離を離し、感染症が拡大していくリスクを下げることを目的とする。

具体的には人と人との間を2メートル程度離し、これを建物内外で行うことが多い。また、他では握手や整列することを避けるなど、直接触れさせないだけではなく距離を取ることに主眼が置かれているのも特徴の一つ。なお、日本ではレジの前にビニールなどの区切りを垂らして飛沫感染のリスクを減らそうとする取り組みが多く見られる。

いずれの施策においても閉鎖や外出禁止命令などの重たいレベルから規模の縮小、時間の短縮程度の軽いレベルまで、内容は対象となる感染症の危険性や社会的情勢なども鑑みて決定されている。

なお、このソーシャルディスタンシングは過去スペイン風邪が流行した際などに実施され、感染の広まりや伝播する速度を遅らせる事に一定の効果が認められたため、世界的な感染症が流行した際には施策の一つとして国や自治体などの機関が要請や実施することがある。また2020年においても世界的に流行している、コロナウイルスを封じ込めるために多くの機関がソーシャルディスタンシングを実施している。

懸念点

ソーシャルディスタンシングを実施すると社会的にも経済的にも少なからず混乱が生じるため、その対応や方針が注目される。特に実施期間に関しては要請から実施、その後の解除までどういった根拠を持って実行していくかは判断が非常に難しい。特に感染症の広まりが大きな規模になればなるほど、ソーシャルディスタンシングの実施による経済への混乱は大きなものとなり、感染症がもたらす混乱とは別の形で世に大きなダメージを与える可能性が高いと見られている。

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