スパム(電子メール)

スパムとは

スパムとは嫌がらせなどを目的に大量の電子メールアドレスSMS、チャットツールなどに宛てて送信されるメッセージ文の事。一般的に迷惑メールやスパムメールと呼ばれている。

スパムの特徴

スパム(およびスパム行為)はインターネット環境が発達するにつれて大きく増加した。背景としてはメッセージの送信に当たるコストがほぼかからず、また匿名で送ることが出来るためリスクが低い点などが挙げられる。

スパムメールの内容の殆どは詐欺や犯罪目的、あるいはコンピューターウイルスをばら撒くために活用され、一部単純にいたずらとして送るなどが目的となっている。また、犯罪に関わるもの以外では、広告活動を打てないものが大勢を占め、具体的には出会い系、金銭をプレゼントする・儲け話などが多い。

また、近年では商品などを掲載したHTML形式のスパムメールなども増えており、偽のショッピングサイトへ誘導しユーザーidやパスワードを盗み取ろうとするフィッシング詐欺目的のメールも非常に多い。また、ウイルスなどをばら撒く形式のスパムメールでは手法としてメールにファイルを添付し、それを受け取った人が閲覧した際に実行させることが多い。

また文面としても近年では緊急性を呼びかけて開封やリンク先の確認などを迫る内容や、会社内で使われるビジネス調の文体など千差万別である。特に大きな地震など社会が混乱した際には人々に不安心理が渦巻くため、詐欺などが跋扈しやすい。

スパムメールに対する対策としては、主にオンラインメールサービスを活用すると環境リスクを幾分提言出来るため効果的になる。特にGmailなどではフィルタリング機能を強化しており、あらかじめ不審なアドレスから送信されたメールに関しては迷惑フォルダなどに入れるような仕組みを導入している。こういったIT大手の各社が提供しているフィルタリング機能は非常に強力であるため、これを嫌ったスパマー(スパムを行う者)たちは、現在ではメールからSMSなどにプラットフォームを変えつつある。

そのため特にSMSやチャットツールなどでは、心理的な障壁が低い、タップすることが容易、フィルタリング機能が整備されていない、などスパム対策がまだまだ未整備の状態であり、スパムかどうか注意する必要がある。またSNSにおいてはアカウントが乗っ取られることもあり、その場合は知人や家族からスパムが送られて来てしまう。そのため、仮に友人や家族であっても個人情報やパスワードやID情報は迂闊に送らない、不審なリンクは踏まない、文面に不自然な点がないか、などをチェックし気をつけるがある。

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